発達障害は治りますか?

著者 :
  • 花風社
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本棚登録 : 130
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907725785

作品紹介・あらすじ

「発達援助」という視点。「目の前にいる人をなんとか、少しでもラクにするのが医者の仕事」そう言い切るカリスマ精神科医が問いかける-「治らないという考え方は、治りませんか?」神田橋條治の発達障害論。

感想・レビュー・書評

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  • 友人のおススメ借りて読む。エキセントリック過ぎて………とても時間がかかってしまいました。噂では知っていましたがミラクルワンダーワールド炸裂でした☆

    以前、読んだことのある藤家さんが出てきていて、藤家本を読んだのも無駄ではなかったのね、と思いました。

    治療する方も患者も親も、気づきみたいなものが大事なのかな…と感じた。あと身体を動かして運動して、シナプスをつなげるとか、そこら辺は新鮮でした。苦手だから(出来ないから)やっても無駄だと、ずっと思っていました。今からでも遅くないから子供と、ぎったんばっこんとかせっせせとか、してみようかな。(もう高校生なんだけど…)少しでも出来ることはやってみたい。

    あとエビオス、ビール酵母、ビオフェルミン、ギャバとか、子供達大好きで、「あー、やっぱりこういうのがいいか」と嬉しくなった。実証されて治療に取り入れられるといいけど。(春ウコン、漢方薬もいいらしい)

    あと昔の遊びで多少発達が遅れていても、遊びの中で次第に補正されていってたというのは、腑に落ちました。みんなでわいわい外で、多少危険なことがあってもお互いに助け合って、遊びを達成した時の「やった」という達成感が大切なんだと思いました。身体と脳は関連しているから、整体とかもやはりいいらしい。

    刺激的な内容でしたが、半分半分っていう感じかな。通える範囲にこういう先生がいたら診察受けたいな。きっとうちの子は、直感的な感覚的な人が好きだから楽しく治療が受けられそうな気がする。

    確かに「発達障害は発達する」うちの子も少しずつ発達していると思う。情報量が多すぎて頭が混乱しているので、とりあえず星3つかな。

  • この本を読んで、今迄自分が多くの発達障害関連本のアドバイスのページにモヤモヤしていた理由がよく分かった。エビデンスが確立されてるかされてないとかいう問題ではないのだ。そのアドバイスを当事者やその家族にするに至った経緯やアドバイスを実際に行った人がどうなったのか迄がちゃんと書かれてないからなのだ。
    花風社の自閉っ子に対して現実的でいてかつ希望を与えようという姿勢が好き。ありのままで系なんて優しく響くだけで実は全然希望無いもん。社会全体が自閉っ子に理解を示すようになったとしても、結局自分特有の困りドコロの説明をしてどうして欲しいかの具体案を出さなきゃいけないから〝修行〟は不可欠。つまり本当にありのままでいたら上手く配慮して貰えないし配慮や理解を求めるのにも〝修行〟が必要だという矛盾…

  • 神田橋氏曰く「私もあなたも発達障害」だそうです。
    「個性と捉える」とは少し違いますが「障害と捉えるか能力と捉えるか、能力ならば使えばいいんだ」だそうです。
    発達障害の知識を得る事もさることながら、天才とも評される神田橋先生の臨床を覗ける本のも本書の魅力です。
    「夢ですよね。未来は。未来を思い描くことによって人は頑張れるし、耐えることもできるんです」「それを治療者はせんねぇ。なぜせんのだろう。僕はね、治療が大好きなんですよ。目の前で苦しんでいる患者さんをなんとかラクにしてあげたいという気持ちでやっているの。医者の仕事はそれでしょう」
    こんなお話から始まって、目からウロコの治療論のオンパレード。
    はっきり言って、読まなきゃソンです。

  • 神田橋節炸裂ですが、それよりなにより、発達障害を生き抜こうとするご本人の言葉が語る生き方に、多くのことを学ばせていただける。医者もカウンセラーも困った時にはそばにいないから役に立たないって神田橋先生と一緒に笑っているのが、本当にそうだなーって感じて、改めて自分の仕事を考えさせられる。これも、私の治療場面でお勧めしている一冊。

  • 再々々読。なぜかいま急に読みたくなったのはセンサーが働いたのかしら。
    読んでて「気持ちいいー」本。私にはとても合っているんだろうな。

    未来への希望が大事なんだと、やりたいことや気持ちいいーこと、なりたい自分像。

    私はその日その日をこなしてるのでいっぱいいっぱいな感じだけど、少しずつでも未来の希望をもって生きたいな、できるといいなと思った。

  •  まぁ面白かったかな。
     どんなこどもでも、「発達」するってステキ。
     それに、どんなこどもでも、「成長」するようプログラムされている。
     しかし、おとなって、つまらんね。
     おとなは、長く生きることで、「そーだったんだ」を増やすしかない。

     GABAの効能を知り、走って、チョコと発芽玄米買ったりして。
     ビール酵母「エビオス」も、飲みはじめたり。なんでもやっちゃう。
     エビオス、なつかしい。猫のドライフードにニオイがにてるよ。

  • とにかく刺激的な本。
    賛否両論あるとは思いますが,一読の価値はあるはず!
    少し時間を空けて再読したいです。

  • 発達障害や精神疾患についての神田橋先生のご説明がとてもわかりやすく、もっともっとお話を伺いたい!と思えてくる内容でした。

    「治療とは何か」のイメージが、読み進めるにつれて形作られていくような感覚がありました。
    作業療法士さんのお仕事についてももっと知りたくなりました。いろんなことがわかってくると、治療や養生は楽しくなってくるのだろうなと想像しました。
    もっともっと学ばなくては、と思いました。

  • 発達特性だけでなく「うつ病」と「双極性感情しょうがい」の見分け方とそれぞれの疾患の養生のコツ、「解離性しょうがい」についてなど精神疾患全般についてかかれています。発達特性があるけど精神科の薬をあまり飲ませたくないという人にもお薦め。

  • 目の前の人を少しでもよくすること。
    そのために役立つことならなんでもすればいい。
    こういう純粋な利他の精神が第一なのでしょう。
    そして脳の状態が見えるようになりたい。

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プロフィール

神田橋條治(かんだばし じょうじ) 鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科。1971年から72年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める。
著書 『精神科診断面接のコツ』岩崎学術出版社、1984年(追補 1994年)/『発想の航跡 神田橋條治著作集』岩崎学術出版社、1988年/『精神療法面接のコツ』岩崎学術出版社、1990年/『対話精神療法の初心者への手引き』花クリニック神田橋研究会、1997年/『精神科養生のコツ』岩崎学術出版社、1999年(改訂 2009年)/『治療のこころ1~16』花クリニック神田橋研究会、2000~2010年/『「現場からの治療論」という物語』岩崎学術出版社、2006年/『対話精神療法の臨床能力を育てる』花クリニック神田橋研究会、2007年/『技を育む』(精神医学の知と技)中山書店、2011年/『神田橋條治 精神科講義』創元社、2012年/『神田橋條治 医学部講義』創元社、2013年

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