さけび

  • カモミール社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907775605

感想・レビュー・書評

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  • 劇団員に愛想尽かしされたらしき男女二人が芝居を始める。内容は両親が事件を起こした家で外へ出るに出られず引き籠っている兄妹というもの。しかし、どうやら現実の世界は―作者の精神状態も不安定だったようで正気と狂気の狭間を漂う非常に危なっかしい作品。安らぎの一切無い息詰まる様子に読み手の神経も揺らいでしまいそうになる一冊。 BSで放映された奈良岡朋子・岡本健一の舞台(未見)はこちらの原題「Out Cry」でなく、「THE TWO-CHARACTER PLAY」として紹介されていることから解説を読むと推敲後の前者と異なり後者の書き改める前の作品と思われる。

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著者プロフィール

1911-1983。アメリカ合衆国ミシシッピ州生まれの劇作家。約60の戯曲と2冊の詩集を出版している。1944年に『ガラスの動物園』がブロードウェイで大成功を収め、1948年には『欲望という名の電車』で、1955年には『熱いトタン屋根の猫』でピューリツァー賞を受賞している。

「2019年 『西洋能 男が死ぬ日 他2篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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