地震イツモノート : 阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル
- 木楽舎 (2007年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907818920
作品紹介・あらすじ
地震の瞬間は何もできない。と、考える。その時、何を感じ、何を考えたのか。体験者のキモチをまとめた、新しい地震への備え方と工夫の書。「モシモ」ではなく「イツモ」。地震との新しいつき合い方を考える本。
感想・レビュー・書評
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◆常はいざ、いざは常なり◆
寄藤文平のイラストがユルくて可愛い本です。
でも内容はしっかり大事なことが書いてあります。――― 「モシモ」ではなく「イツモ」。
地震大国日本において地震が起きる可能性は「イツモ」ある。地震も生活の一部と思うしかない。そんな心構えができていれば平常心を失わずにすむ。
阪神淡路大震災で被災した人たちからの、リアルな気持ちと具体的なアドバイス。イツモ心に留めておこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地震を特別なことと思わず、いつも起こることとして心がけておく。それは日本に住んでいる以上必要な心構えだよな、と改めて考えさせられた。内容は重いが、イラストで読みやすくなっている。
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3月11日の震災後、
NPO法人で働く友人に勧めてもらいました。
阪神・淡路大震災を経験したみなさんによる防災マニュアルなので、具体的な注意点などはもちろんですが、気持ちのうえでの部分もあったり、個人的にはとても参考になりました。
また、イラストが豊富なので
どの年代の方にも読みやすいんじゃないかな?とも思いました。 -
とても読みやすくて、とっつきやすい防災本でした。タイトル通り地震をイツモのごとく意識する事が大事なんだな〜と痛感しましたよ〜。頭の片隅に地震の事を常に置いておく習慣をつけよ〜と訓練中です。
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地域のつながりって最重要要素の一つなんだな
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2023年5~6月期展示本です。
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https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00501101 -
体験談がリアルですごく心に来た。マスコミのヘリコプターは、記録や報道の面では重要かもしれないけど、確かに被災者からしたら苛立たせるものという面が大きいんだよなというのが特に印象に残った。
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強烈なノウハウ集。先の地元の水害後の様子を思い出したところ本書の存在を知り、類似の状況だったと確認。まず我が家の状況が、震災、災害に対応できていないことを知る。早速簡単なところ(2,3日分の非常装備)から開始。
なんでもかんでもリスクとして捉え、動きが縮こまることに我ながらいら立っているが、ある程度の杖をつくことは必要かと、再認識した。そして震災体験だけはしたくないとも強く思うようになった。 -
★学生選書ツアー2018選書図書★
【所在・貸出状況を見る】
https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/217749 -
2008/6/9 読了
155ページ
読んでまず、布団を敷く位置を変えました。
「もしも」ではなく「いつも」。
「もしも」って、所詮「つもり」なんだなぁと実感。
もっと当たり前で平常心で腹が据わって、呼吸が整ってないといけない。
そのために必要な1冊。
特に印象に残ったコト。
「ヘリコプターがきて、空襲のようだった。」
「第一次被害の後立ち直っていく共同体は、普段から隣近所がきちんとあいさつを交わし仲良く助け合い暮らす町でした」
非日常が日常に変わっていく場所。避難所の共同生活。
被災者じゃなければ分からないことばかり。
経験者だから言える「ひと言」の重みは想像以上。
今回は寄藤さん特有の"クスッ"はなし。