- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907932237
作品紹介・あらすじ
印刷コストの低下、フリーペーパーブーム、スト リートカルチャーとしての ZINE の台頭、規模の 大小を問わずさまざまな場所でのブックフェアの開催と、出版不況と言うものの、とにかく私たちはおもしろい本に出会う機会に溢れている。 もう一度言うけれど、業界的には本の数も出版社 数も業界売り上げも減っているのにも関わらず、 少部数の本、個人的な冊子、とにかくそういった本が元気でおもしろい。
その証拠にひとり出版社は増えているし、地方で雑誌や書籍を制作する出版社も増え、書店が本を 作るなんてこともある。そして、その売り場も独立系書店などと言われ、少部数の図書を積極的に取り扱う場所も増加、また、前述のようにブックフェアが各地で行われている。
そういう意味では、今は「本を作る」ブームといってもいいのではなかろうか? とインセクツ編集部は考えてみた。さらにクオリティも上がっている。でも、本は売れない、と言われている。なぜ?でもやるんだよ(© 根本敬)精神?
今号では、そんなインセクツ編集部が考える「本を作る」ブームについて、さまざまな出版社、そして作り手とともに考えてみます。
<CONTENTS>
●地方発がおもしろい 出版文化は空間的自由を得た?!
mmブックス/SAUTER MAGAZINE/さりげなく/真鶴出版/どく社/Fu/シンカイ他
●インディ部門がおもしろい
夏葉社と岬書店 /三輪舎と生活綴方/ミシマ社と小さいミシマ社
●覆面座談会二次創作の世界 パロディとオマージュのライン
●同人誌装丁コンテスト
●ストリートパブリッシング ストリート×本・ZINEの世界
●今、人気のリソグラフに迫る!
●関西リソグラフニュース
●漫画 本の作り方 Welcome to the book world!
●どうするの?ブックフェア乱立時代にZINEを出品する方法
●ひとり出版は寂しいz!?ひとり出版社飲み会
●ブックフェアカタログ
●ようこそ、大阪へ!ジャカルタの出版社
●編集部が注目する出版社/チームカタログ100