食べること考えること (散文の時間)

著者 :
  • 共和国
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本棚登録 : 92
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907986018

作品紹介・あらすじ

「食べものって、単なる死骸のかたまりなんですか?」——コピペ時代の「食」の歴史/物語。
ナチス時代の人びと、あるいは明治時代の貧民窟で暮らした人びとは、何を食べていたんだろう? 原発やTPPで揺れるわたしたちの食生活は、これからどうなっていくのだろう? ホコテンと公衆食堂が必要なわけは......? 歴史の細部から新しい物語をつむぎだし、エネルギーや生命倫理、生活文化 をめぐって、わたしたちに共考をうながす多彩なテクストを集めました。『ナチスのキッチン』で一躍脚光を浴びた著者と一緒に、これからの「食」や「農」のあり方について考えてみませんか?

感想・レビュー・書評

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  • 生物、食品、食堂、農業、労働、身体と機械とリズムとノイズ、ナチスの自然・健康至上主義、そして「台所」と人間の自己家畜化。2004年から2014年までに新聞雑誌等に寄稿された原稿が収録されている。複製技術時代を人間の身体でいきるうえでの文明論考および書評だがエッセイ風で読みやすい。ややテーマが散見するけど、思考の入口が多いともいえる。読みたい本が増える…。

  • 2004年~2014年に著者が様々な雑誌などに書いたものをまとめた、エッセイ集のような一冊。

    食というものを、農というものを、
    フードコートや、身体疲労、肉体疲労、ナチ時代などの視点から広げて考えていく流れは、
    とても新鮮であり、腑に落ちるものでもあった。

    「ナチスのキッチン」は近いうちに読みたい。

    自分用に気になる文章を引用しておく。

  • 著者の食や農業についての
    これまでのエッセイや寄稿を載せたもの。
    かなり夢想的に語っているものもあるが、
    それを理解した上で語っている著者のスケールに感服。
    通底するのは著者の暖かさだなーと思った。
    「熊本旅行記」
    の一文。
    「参加者のみなさんが自分の好きな本を語るとき、少し恥ずかしそうに話す方が少なくなかったことも印象的であった。こうした知的恥じらいをかなり昔に捨ててしまった人間として、これまた大いに反省させられたのだった」
    に人柄の良さがにじみ出ていると思う。
    その他の著書も読んでみたい。そう思える著者でした。

  • あっ「ナチスのキッチン」(水声社)読まなきゃ!

    共和国のPR(版元ドットコム)
    http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-907986-01-8.html
    共和国
    http://www.ed-republica.com/

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著者プロフィール

藤原 辰史(京都大学人文科学研究所准教授)

「2017年 『本当は怖い自民党改憲草案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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