- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907986667
作品紹介・あらすじ
数々の映画や文学作品でも知られる「バウンティ号の反乱」(1789年)。なぜこの英国艦は、はるばるカリブ海までパンノキを運んでいたのか。イギリスの植民地戦略を担った植物学者やプラント・ハンターたちの姿を通して、現在では憩いの場として利用される「植物園」の起源を描き出す。イギリス帝国史研究の原点にして、2020年2月に没した著者の遺著。
感想・レビュー・書評
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【内容紹介】
植物が育んだグローバル経済。イギリス帝国史研究の原点にして著者の遺作。
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https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000942698詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しい装丁の本である。表紙の上からかかっている透ける素材の緑のカバーが、腰帯より大きく、完全なカバーより小さい微妙なサイズで、しかも、下の表紙と全く違う印刷なのだ。凝った装丁から、本を出版する側の思い入れが感じられる。
内容については、著者がゲラ段階で逝去されたと言うこともあり、十分整理されているとは言えない。あちこちで同じ話を読まされるし、個々の植物園(地域)の話が、バラバラに語られている。地域や時期の差による特徴など(あるかどうか知らないが)、何かしらまとめ的なものや、その後の展開などがあったらよかったのにと思う。
植物収集の目的に、鑑賞や博物学的な意味では無く、経済的な理由(食用、あるいは商品として)を見るのは納得できる。工業化以前の資源、商品として、植物産品は植民地化への動機、植民地経済を回す原動力であったのだ。
著者プロフィール
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