断片 1926-1932

著者 :
  • 共和国
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907986674

作品紹介・あらすじ

関東大震災直後に詩集『死刑宣告』(1925)で世界を驚倒させたアナキスト詩人、萩原恭次郎(1899-1938)。その第2詩集にして生前最後の詩集『断片』(1931)にくわえ、これまで『全集』でしか読めなかった同時期の詩篇や論考・エッセイ、さらに『全集』未収録作品をふくむ41篇を初めて単行本化。
分裂するアナキズム運動の混迷期を経て、やがてファシズムへと傾斜するまでの臨界点すれすれの表現が、いまこの腐臭ただよう日本の現実に投げ込まれる! 

同志の村木源次郎、古田大次郎を追悼する詩篇などのほか、本書を絶賛する萩原朔太郎の書評も収録。参考資料、年譜、解説などを附す。

感想・レビュー・書評

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  • ナイフのような言葉の断片たち。序詩から、いきなり刺されてしまった。
    「無言が胸の中を唸っている 
     行為で語れないならばその胸が張り裂けても黙ってゐろ
     腐った勝利に鼻はまがる」

  • 普段、詩なんてぜんぜん読まないのに、共和国の本であるというだけでつい買ってしまう。今回、判型は普通だったが、銀色の装丁が目立っていていいなぁ。
    萩原恭次郎のことは全く知らないが、なんかアジビラみたいなテンションの高い詩が多くて圧倒される。

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著者プロフィール

1899年、現在の前橋市日輪寺町に生まれ、1938年、同石倉町に没する。詩人、アナキスト。
1923年、壺井繁治、岡本潤、川崎長太郎と雑誌『赤と黒』を創刊、文壇に衝撃を与える。アナキズム文学運動の中心的存在として活躍し、『文藝解放』『黒旗は進む』『学校』などに寄稿。1932年、個人誌『クロポトキンを中心とした芸術の研究』創刊。以後、次第に農本主義に傾いた。
生前の詩集に、『死刑宣告』(長隆舎書店、1925)、『断片』(本書所収。溪文社、1931)、翻訳に『アメリカプロレタリヤ詩集』(共訳、弾道社、1931)がある。
没後、『萩原恭次郎詩集』(報国社、1940)、『萩原恭次郎全詩集』(思潮社、1968)、『萩原恭次郎全集』(全三巻、静地社、1980-82)などが刊行された。

「2020年 『断片 1926-1932』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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