嫌なことは後まわし

  • キノブックス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059070

作品紹介・あらすじ

人生には奇妙な出会いがよくあるものだ。少年時代のひととき、風変わりな大人たちと過ごしたパリ郊外の家で起きたこと。

感想・レビュー・書評

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  • モディアノの自伝的小説。父母と別れた主人公と弟が、素性のわからない少し奇妙な、どこか哀しい人々に出会い、別れていく。1940年代のフランスを舞台に、記憶の糸をたどりながら、過ぎ去った日々を綴る詩情にあふれた佳作。

  • 子供のころ過ごした場所の回想。
    少しずつきな臭さを感じさせつつたどりつくラストは
    決して悲劇的には感じない。

    小さなときの思い出はいつまでも心に残る。
    主人公にとってこの思い出はトラウマだったのだろうか。

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著者プロフィール

(Patrick Modiano)1945年フランス生まれ。1968年に『エトワール広場』でデビュー。1972年に『パリ環状通り』でアカデミー・フランセーズ小説大賞、1978年に『暗いブティック通り』でゴンクール賞を受賞。その他の著作に、『ある青春』(1981)、『1941年。パリの尋ね人』(1997)、『失われた時のカフェで』(2007)などがある。2014年、ノーベル文学賞受賞。

「2023年 『眠れる記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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