感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白そうだと思い図書館で借りました。
    時々、物語ではなく、こういう読書好きの方のエッセイが読みたくなります。
    五十二人の作家の本をめぐるエッセイ集です。

    須賀敦子さんの「塩一トンの読書」は全集で一度読んだことがあるのに、全く覚えていなかったので、全集をもう一度読み返したいと思いました。
    浅田次郎さんが一日四時間の読書を毎日する話は、どこか別の本で読んだ記憶がありました。
    私も、毎日、四時間の読書の時間が取れれば、もっと幸せだろうな~。と思いました。
    長嶋有さんの「作家の好きな言葉」は笑いました!
    古いところでは、寺田寅彦「鸚鵡のイズム」、芥川龍之介の「田端日記」、室生犀星のエッセイではなく「門」という美しい詩も載っています。
    一番若いのは朝井リョウさんかな。

    何か面白そうな本が紹介されていないかと思ったのですが、古いのものが多く、私には難しそうでした。(古いものも、時間があればゆっくり読みたいものですが)
    でも、この五十二作のエッセイ自体がとても面白く、楽しい読書の時間でした。

  • 作家と本。なんかもっと愛に溢れた話が多いのかと思ったけれど、恋人ではなく家族のような、当たり前にそこにある存在という感じなのかな。

  • 幅広い年代の作家たちの
    「本」についての想いのエッセイ。

    本に魅せられたひとたちの
    本に惹かれる想いは
    その作家を知らなくても
    好きな作家ならなおのこと

    よりいっそう本に惹かれていく
    エッセイ満載。

  • 秘め事のように本を読む。古書のページのあいだに残る誰かの痕跡を愉しむ。人生のうち死ぬまでに読書できる時間を数えてみる。崩れた本の山に滑って転ぶ。同じ本を30冊買う。……本が好きな人ってやっぱりちょっと変わっているのかもしれない。本への愛にずっぽりハマる、本好きにはたまらん52編! (アマゾン紹介文)

    紹介にもある通り、「本」をテーマにした一冊。
    愛憎入り混じったエッセイは、すらすらと読めました。
    シリーズがあればぜひ続けて読んでみたい。

  • 時間が無くて斜め読みのところもあるけど、すごく面白い。本が好きー!ってストレートなのもあるけど、ちょっとひねくれていたり、自嘲していたり、文章のうまさに唸ったり、共感したり、ちょっと引いたり(笑)どれもいいんだけど、開高健、夢枕獏、寺田寅彦なんかは良かったなあ。ドキドキしてしまったのは久世光彦。池内紀も。また読みたい。

  • 170715*読了

  • 図書館の本棚を眺めてたら気づいた。こないだの猫なんて!の本版。「なんて!」はシリーズなのか。こちらもややマニアックなセレクト。ちょっと生真面目すぎる印象。猫なんて!のほうが楽しめる。

  • 夢野久作「私の好きな読みもの」がよかった!

  • いろんな作家さんや詩人、エッセイストの本に関する話が読めて楽しかった!中でも「名作とは受け取り方が何パターンもある、読むときによって感じ方が毎回変わる本」って話がすごく納得した!それと、浅田次郎が毎日4時間読書の時間を確保するって話がすきです。

  • 本のエッセイアンソロジー。
    須賀敦子さんの『塩一トンの読書』は良かったです。(読みたい本に登録したまま、まだ読めずにいるのですが^^:)長嶋有さんの『作家の好きな言葉』には笑ってしまいました。有栖川有栖さんの『書斎の猫』も微笑ましい。でも嬉しかったのは萩尾望都さんの『いい子と悪い子と』。『グリム童話』も『金髪のマーガレット』、私も繰り返し読んだなぁ、と。感じたことは同じではないかもしれませんが、子どもの頃、同じ本を読んでいたのだなぁと思うと、嬉しいです。

全35件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

芥川龍之介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×