子どもと接するときに ほんとうに大切なこと

著者 :
  • キノブックス
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本棚登録 : 81
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059896

感想・レビュー・書評

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  • リラックスして子育てしよう。

  • 書名の印象とはかなり違う内容だった(苦笑)。タイトル盛りすぎ感は否めない。

    実態はかなりライトな、3歳児くらいまでの「子育てTIPS集」。

    以下、メモ

    ・「叱る」ためにエネルギーを使うのであれば、そのエネルギーを「逆の目的」で使う方が教師と子供の関係はずっと良くなる。

    ・例えば掃除の時間に掃除をしない子を叱るよりも掃除を一生懸命している子供をほめるほうが良い。

    ・ちょっと時間をおいてからほめると、効果的である。子供の良いところに気づくと、すぐに褒めたいと思うかもしれないが、一呼吸置いてみる。その日の夕食まで待ってみる。

    ・時間が経ってから褒められるとそれだけ自分のやったことに価値があったのだと子供たちも実感する。わざわざこうして話題に出すなんてそれぐらい自分のやった事は凄い事だったんだと、その実感が倍増する。

    ・親が先生を褒める。それも子供に向かって、先生を褒める。それだけでクラスのふいんきが良くなる。

    ・親が見つけた先生の良いところを子供に話せば、その話は子供を通して必ず先生に伝わります。

    保護者が子供に伝えた教師への褒め言葉は、子供を介して必ず教師の耳に入る。その結果として先生のモチベーションも上がる。それに子供にとってもプラスになる。

    ・子供のいないところで、子供を褒める。子供がその場にいないところで褒めると、子供に直接何か言うよりもよほど効果がある。

    褒めるときに麺と向かって言葉をかけるのではなく、誰かを介して褒めることで効果が倍増する。

    ・喧嘩両成敗の現場で言えること。「でも、本当の事は、2人が知ってるもんね」「私は現場を見ていなかったから、どっちが正しいとは言えないね」と言って、親はその場を立ち去ればよい。

    ・子供に納得させたければ、「そう言われてみればそうしたほうがいいな」と子供が思えるような、具体的なストーリーを交えて伝えることができれば良い。

    ・自分が困った時は、この人には質問をしてもいいんだ、と子供が思える関係づくりが大切。

    ・★子供を見る目を育てる「子供ウォッチング」

    教師になって間もない先生や若い先生に勧めているのが子供ウォッチング。昼休みなどにクラス名簿を持って、学校の中を歩きながら一人一人を探してみると言う体験。

    そこにクラスの〇〇さんがいる。三角さんと遊んでいる。この2人は仲がいいんだなどと思いながら見つけて子供の名前にチェックを入れていく。

    子供を見つけても、その場で子供に声をかけないようにする。このウォッチングの目的は、子供の世界を教師がいっぽひいて見てみるというところに意味がある。

    ・子供に接している大人が「失敗してはいけない、完全にしなければいけない」と言う思いで自分を縛り付ければ、子供にも同じことを押し付けてしまうはずである。

    ・バスや新幹線などの移動時に行儀が悪いのは訓練をしていないから。

    家の中でもじっとしていられるかの訓練を新幹線やバスをイメージした場所の中で練習しておくと、やっちゃダメなことが学べる。本番ではできるようになる。

    ・プロと呼ばれる人と新人の大きな違いは、予期せぬ事態への対応力にあると言っても過言では無い。

    ・日本の子供は一回で正解しないといけないと思い込んでいる。常に誰かから間違いを指摘され続けているため。大人になってから向き合うトラブルのほとんどは、正解なんてわからないものだらけ。そんな将来に向き合うには「小さな失敗を何度も経験すること」が重要。

  • 子供が生まれ、今後の参考にとほぼ一冊目として購入。
    全体的には読みやすかったし、得るものもあった、けど他の人のレビューを見て確かに浅い内容だったかもと。

    全五章構成、全体的には「寛容に待とう」って感じだけど、「誉めるときには第三者も使う」「誉めるための隙を作る」「説明する前に分からないとこを把握する、そのためにまずは行動させる」「子供はやらせてみれば案外できる」「大人も失敗する」と言うこと。
    著者自身も人の親だが、メインは小学校の先生としての含蓄による内容。
    親として接するときに余裕がないのも理解しつつ、客観的にみることを勧めてる。
    多少綺麗事もあるが、嫌みもなくスッと読める感じ。

  • 内容が少し浅い

  • 育児本を30冊近く読んできて、どの本も大枠の考え方は共通だと分かってきた。子どもに注目して、良いところをフィードバックしていく(あえて褒める、のではなく、私には〇〇のように見えた、それがママは嬉しい、ありがとう、助かった)というように。感情にまかせて叱るのではなく、前後のプロセスをよく観察し、指摘をする、まさにフィードバック。親として上手にフィードバックをすること、親としての判断を求められる場面は突然にやってきて、瞬時に適切な対応を求められる。対応を間違えると場合によっては長く尾を引くネガティブな要素となるので、事前にシチュエーションを準備しておくこと。あー、あのときこう言えばよかったかな、こう声をかければよかったのになぁ、と思ったら、それを引きづったリはせず、次回、同じような場面が生じたらすかさず適切な声かけ、フィードバックをすればいいのだと思った。

  • サクッとよめた。もう一歩踏み込んだ内容が欲しかった。
    ○教訓
    出来て当たり前の中にほめる材料がある
    ほめるための仕組みを作る
    あらかじめ大人に余裕を持たせた上で、子供に考えて行動させることを学ばせる

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著者プロフィール

筑波大学附属小学校副校長。放送大学大学院修士課程修了。山口県公立小学校教諭を経て,現職。筑波大学人間学部非常勤講師。教科書『小学校算数』(学校図書)監修委員,隔月刊誌『算数授業研究』編集委員、全国算数授業研究会前会長。

「2019年 『算数授業研究特別号22 田中博史 算数授業づくり概論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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