駒子さんは出世なんてしたくなかった

著者 :
  • キノブックス
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本棚登録 : 176
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908059933

感想・レビュー・書評

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  • 思ってたよりキチンと仕事小説。
    女性が出世するっていろいろ大変なのね~。

    出版社が舞台なので読みやすかったし
    仕事だけではなく、
    家庭の問題も描かれていて
    興味深かった。

    長年主夫をやっていた
    旦那さんがこんなに素晴らしいのに
    というか、
    すごいからこそ
    旦那に甘えてしまっているのか
    駒子の家での言動には
    結構イラっときた。

  • でもどんどん出世していくという話。

    出だしのままだったら、家庭内の事も落ち着いてたのかな。
    出世して仕事が忙しくなっていくたびに、家庭内も暗雲たちこめちゃうし。
    いつも夫婦だけの食事シーン。ちょっと息子は?って思っちゃう。
    仕事大変だけど、やっぱり母は子供を大事にしなきゃ。
    共働きって大変。子育てって大変。だけどそれが当たり前の日常。

  • 出版社で働く駒子は、専業主夫の夫と高校生の息子に支えられ仕事に励んでいた。
    そんな中、職場での新しい試みで、次長に抜擢された駒子、同じタイミングで仕事復帰をすることになった夫、息子は学校を辞めたいと言い出した。

    タイトルそのまま。
    でも、駒子の努力と人柄で、最後はいい結果に終わります。

    夫を立て、気持ち良く専業主夫でいてもらう努力をしていた時は良かったけれど、途中、仕事復帰をし始めた達彦に家事比重がかかっていた頃の駒子に、一瞬嫌な気分になりましたが、感謝の気持ちを取り戻せた最後にホッとしました。

    女性に優しい職場を、駒子にはこれからも作り続けて欲しいと思います。

  • 水上駒子42歳。出版社で働く管理課課長。専業主夫の夫と高校生の息子あり。平穏な毎日に突然降りかかった昇進辞令。社内をかけめぐる噂と悪口、足を引っ張る年上の部下、女を使うことも厭わない同性ライバル…セクハラ・パワハラの横行する男社会をかいくぐり、駒子はどんな明日をつかむのか!?痛快お仕事小説。

    家事も育児も仕事も、全部を完璧にできる人なんていない。
    駒子さんは、昇進したくない、現状維持が希望の人で、そのスタンスは私に似ている。
    家庭のことは主夫である旦那に任せきり、というところは違うけれど、仕事に対する考え方は共感できるところがあるので、その彼女が昇進することについて、どんな結論を出すのか、気になりながら読み進めた。

    最終的に、彼女は自分の考え方や言動を変えることで、課題を乗り越えてハッピーエンド。
    昇進を受け入れて、家事をする旦那に感謝の意を示すこと。家事に協力すること。
    さて、私はどんな道を行こうか。
    仕事と家庭のバランス、人それぞれの生き方があるのだということを示してくれたお話だった。

  • 自分がなぜ抜擢されたのか、最後の最後で抜擢した黒幕が登場。
    なるほどなぁと思い、この物語の展開は個人的には好きです。

  • 女性が出世する、女性が活躍することがまだまだ難しい世の中なんだなぁと改めて思ってしまう。
    いくら言葉で「誰もが活躍できる社会」とか理想を語っても、意識はそう簡単に変わらない。

  • タイトルに惹かれて購読。
    働く女性に厳しい世の中。ましてや、子供がいたらもっと。
    仕事でも家庭でも忙しく悩ましい。
    そんな駒子さんの積み重ねていった努力が最終的に報われたのはとてもスッキリしました。

    "やったわね、と言わんばかりの岡村の表情に、駒子も同じように笑みを返した"
    ここが本当に好き。
    部長争いをしていたにも関わらず(駒子さんは乗り気ではなかったが)、この2人が笑い合っているシーンを想像すると綻んでしまう。
    終わり方は王道ではありますが、いい終わり方だったように思います。

  • 今まで家事をしない旦那さんの話や共働きの人たちの話を聞くと、男の人を責めていました。
    駒子さんの立場でこの本を読んでいると、なんでこのタイミングで仕事復帰しちゃうの?!とか駒子さんが大変な時なんだから支えてあげなよと、思ってしまい…自分本位だったなと反省しました。
    忘れたくない1冊です。

  • 仕事で頑張っている女性が主人公のお話。気持ちは分かるけれど疲れている時、相手に家事をしてもらって当然という考え方になってるのがなんというか悲しかった。自分もそうならないように気をつけようっと。

  • 色々と誠実にやってきた、駒子さんの努力が最期に
    報われる展開は、王道で気持ちいいけど

    倫理的に問題ある事やった花田さんが、その部分で反省はせず
    仕事では私はこんな覚悟で努力でやってるんだから、特別扱い
    しなさいよ!と言う主張に全く共感出来ない

    仕事のアレコレと天秤にかけて彼女の主張を受け入れるのは
    あの状況では仕方ない一面も有るけど、心情的にゴネ得っぽくて
    好きになれない

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著者プロフィール

碧野 圭(あおの けい)
1959年愛知県名古屋市出身。東京学芸大学教育学部卒業後、アニメ誌ライターやライトノベル編集者を経て、2006年、『辞めない理由』で作家デビュー。
代表作に、2015年に渡辺麻友主演でテレビドラマ化された「書店ガール」シリーズ、「銀盤のトレース」シリーズがある。

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