- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908062209
作品紹介・あらすじ
常に独自の観点で、衣服の概念を変えるものづくりを一貫して行ってきたデザイナー三宅一生。
2016年にタッシェンより発売された集大成ともいえる書籍『Issey Miyake 三宅一生』(北村みどり企画・責任編集)に収録された小池一子のエッセイ8章に、書き下ろしの第9章を加え、新たな読み物として一冊に。
学生時代からの三宅を知り、その目覚ましい活躍と、ものづくりだけに留まらないさまざまな活動を特別な距離で見守り、関わってきた著者だからこそ描き得る仕事と人と成りを、同時代人としての小池らしい含蓄に富むテキストで仕上げています。
また、日本のクリエイティブを支え続けている小池ならではの表現と視点は、三宅を中心にその時代感覚も巧妙に描き出し、ドキュメンタリーとして興味深い作品が生まれています。
各章には、横尾忠則が1977年から1999年までの間で手がけたイッセイ ミヤケ パリ・コレクションの招待状から、約30点をカラー図版で掲載。
活版印刷の重厚感ある縦組みの日本語テキストと、洗礼された横組みの英語テキストが対を成す、浅葉克己の手腕の光る単行本になりました。
◉和英両面表紙(紙クロス貼り・箔押し)
◉完全バイリンガル(和文:縦組、活版印刷)
三宅 一生(みやけ・いっせい)デザイナー
1938年広島生まれ。多摩美術大学卒業。1970年、三宅デザイン事務所設立。1973年からパリ・コレクションに参加。衣服デザイナーとして、活動の当初から“一枚の布”を基本理念に据えて身体と布の関係を問い、創作活動を続けてきた。既成の枠にとらわれない自由な発想を、ねばり強いリサーチと実験のプロセスを経て現実化するものづくりの姿勢は、現在に至るまで一貫している。
感想・レビュー・書評
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ドイツの出版社タッシェンから出た大型本「Issey Miyake 三宅一生」の第一部を底本とした本。
三宅一生のことを若き頃から知るクリエイティブディレクター小池一子氏のエッセイで構成。
元が美術本だけに、凝っていて、日本語部分は全部活版印刷で記載されている豪華さ。
ただ、自分にとっては、活版印刷にしたことが、なんだか古臭くしか見えなかった。昔の世界文学全集などを見ているような。
文章が長く、修辞的なんだけど、筆者としてはシンプルに記載しようとしているのか、説明が意外とたりない部分があり、日本語として分かりにくく、読みにくい。
学者のような文章。分かりにくいことが格式高いような。
もともとは美術本なのだから、エッセイとしての読みやすさや、イッセイミヤケ早わかりというものは求められていないと思うので、これで良いと思うが。
元本は後半にあったイッセイミヤケの作品があるからこそ成り立ったのでは?
プラスティックボディー、プリーツ、A-POCなど、キーワード的には振り返り的な内容となっているが、当然イッセイミヤケのことを知っている上で、学術書的なポエムとして読むと良いのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山本耀司、川久保玲ら後からパリコレクションに参加した日本人デザイナーとともに東洋からの風と言われ、その中心にいた三宅一生。イッセイミヤケの代表作「プリーツ・プリーズ」は、軽く動きやすく、気持ちよく身体にフィットし、メンテナンスが簡単で携帯しやすく、暮らしの中で生きてこそデザインの存在価値があるという三宅一生の考えを実現させ、世界中で愛されています。
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所在記号:589.2||コイ
資料番号:20106075
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所在記号:589.2||コイ
資料番号:20106075
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