銀行員は生き残れるか

著者 :
  • 悟空出版
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908117589

作品紹介・あらすじ

日本の銀行業界は「収益減少トレンド」に歯止めが掛からず、大きな岐路に立たされている。
メガバンクは大規模な人員削減を発表し、デジタライゼーションを進めて事業構造改革に乗り出しているが、いまだ見通せない。
エリートだった銀行員は、今や過剰なノルマに呻吟している。
それはメガバンクに限ったことではない。
地銀はさらに苦しい状況に追い込まれ、現場では行員たちの転職希望が続出している。
果たして、日本の銀行は生き残れるか?
そして、40万人の銀行員はどうなっていくのか?
カギは、異動を減らし地域密着で、経営難から立ち残り、りそな銀行以上の利益を上げてるスウェーデン銀行にある。
本書は、緻密な取材を重ねている著者が、現場の実情を踏まえたうえで、今後の日本の銀行業界が向かうべき道筋を提言する。
ベストセラー『銀行員はどう生きるか』の著者による最前線レポート!

感想・レビュー・書評

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  • 銀行員の生き残り業
    ①介護職・ケアマネジャー
    ②不動産スペシャリスト
    ③IFA(独立系アドバイザー)

  • 悪くはない。が、所詮、銀行の中の人向けの読み物、という感触。
    多分、銀行という言葉で丸めていて、メガバンクも第1・第2地銀も同じ調子で語ってしまっているからだろう。一方で信組・信金は出てこない。楽天銀行もイオン銀行も同じく言及なし。
    IFAにそれなりのページが割かれているのはいいのだが、これを利用する人はほんのひと握りの富裕層のみだろう。有人店舗などほぼゼロ化することを前提に、もっと厳しい未来像を直視させてほしい。

  • 厳しい経営環境に立たされる銀行の現状を目の当たりにした。いくつかの数値を出すことで明確に岐路に立たされているという状況がわかった。それについての解決策は、アメリカにおける前例などは出すものの、銀行員自身が考え出すことだ、と考えさせられるものであった。主張を強調したいのか、本書の中で何度も似たような話があったため、ページ数の割に内容はそこまで多岐にわたるものではないと感じた。

  • 1.銀行で働く者として、なぜ銀行は時代の変化に対応できないのか、自分の考えをしっかり確立したかったので購入しました。

    2.銀行の基本スタンスは大きく3つあります。
    1富裕層への財テク
    2若手のサラリーマンにローンを組ませることで安定収入の確保
    3低所得層に消費ローンを組ませての収入確保
    このように、危険を犯さずに収益を上げることを第一とさてきましたが、人口減少と競争の激化によってこれが実現できない状況になった。すると、過剰ノルマの推奨を提案し、現場を疲弊させていきました。
    今までのようなやり方ではなく、専門分野を持ち、プロフェッショナルを育成することが銀行員の新しい未来を切り開くと筆者は述べています。また、それだけでなく、今までの経営方針を改革し、いかに顧客に寄り添うための方法を提示しています。
    長期的な調査と取材を重ねて書かれた一冊です。銀行員の方には特におススメしたい一冊です。

    3.なぜ変化に対応できない銀行が多いのか、私なりに考えた答えは「経営者が官僚体制なので経営について知らないこと。さらに、現場が育ちにくい体制が染み付いていること」です。若いうちに色んなことを経験しろ」と多くの人に言われてきましたが、現代では「自分がプロフェッショナルになりたい分野、それに関連する分野」で多くの経験を積むことが大切だと思います。銀行では、3年おきに部署異動が起こります。これでは勉強不足にもなり、やる気もわいてきません。結果、顧客との信頼を得るには乏しくなります。
    今のままだと、新規参入された企業に潰されていく姿が容易に想像できます。それも仕方ないことだと思いました。

  • さすが取材歴が長く現場で働く銀行員にもきちんとインダビューをしているだけあって内容の濃い一書。

    特に最初の50ページほど、「近未来の銀行」について書かれている部分はうなずかされる。(この部分をそのままどこかの銀行の再生プランにすれば良いのに、とら思うくらい)

    ただ凡庸なタイトルが惜しまれる。中身のない本か?と一度棚に戻そうとした。目次がみっちりだったので買い求めた(それは正解だったのだが)。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。1955年東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカー勤務を経て記者となる。金融専門誌、証券業界紙を経験し、1987年株式会社きんざいに入社。「週刊金融財政事情」編集部でデスクを務める。1996年退社し、ペンネームで金融分野を中心に取材・執筆。月刊誌「Voice」の編集・記者、1998年に東洋経済新報社と記者契約を結び、2016年フリーとなって現在に至る。著書に『銀行員はどう生きるか』『ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち』(以上、講談社現代新書)、『地銀衰退の真実 未来に選ばれし金融機関』(PHPビジネス新書)、『金融自壊 歴史は繰り返すのか』『前川春雄 「奴雁」の哲学』(以上、東洋経済新報社)、『銀行員は生き残れるか 40万人を待ち受ける運命』(悟空出版)などがある

「2020年 『証券会社がなくなる日 IFAが「株式投資」を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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