ノーベル賞受賞日本人科学者21人 こころに響く言葉

著者 :
  • 悟空出版
2.80
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 22
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908117602

作品紹介・あらすじ

ノーベル賞科学者に学ぶ「本当の生き方」

歴代ノーベル賞受賞者の名言は、私たちのこころに深く響き、感動とともに、生きる希望と勇気を与えてくれる!

ノーベル賞受賞者と言えば、多くの人は〝近寄りがたい孤高の人だ〟とか〝凡人とは違う天才だ〟などというイメージを抱きます。 もちろん、先生方の頭脳は極めて優秀ですし、研究の対する情熱も人並み外れたものです。まさに〝理科の神様〟と呼んでもいいでしょう。そうでなければ、世界に認められ、ノーベル賞を受賞することなどできません。
しかし、それは先生方のごく一面にすぎません。その人生は波乱に満ちたものであり、苦悩に満ちたものでもあります。時代の波に弄ばれたり、経済的な苦境に立たされたりした方もいますし、愛する人を失うという辛い経験をあった方もいます。そういう意味では、〝理科の神様〟たちも私やみなさんと同じように、世間の荒波と必死に戦って生きていると言ってもいいでしょう。
だからこそ、先生方の言葉は実に深見があり、味わい深いものとなっているのです。多くの人がノーベル賞を受賞した日本人科学者の言葉に感動したと口にしますが、それも当然のことなのです。
本書を手にとり、先生方の言葉に触れることで、自分の目指すべき道を探したり、希望や勇気を取り戻すきっかけにしていただければ、幸いです。(本書「はじめに」より)

本庶佑「サイエンスは未来への投資だ」
湯川秀樹「一日生きることは、一歩進むことでありたい」
朝永振一郎「ふしぎだと思うこと これが科学の芽です」
福井謙一「メモをしないとすぐに忘れてしまうようなアイディアこそ、貴重である」
白川英樹「夢は、多くもつほど、将来に希望が持てる」
下村脩「苦しい時代を経験したことで、難しいことから逃げないようになった」
山中伸弥「どんな失敗をしてもいい。学生時代にやった失敗は絶対に無駄にならない」
ほか、全21人のノーベル賞受賞科学者の言葉

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 湯川秀樹氏から本庶佑氏まで、日本人で科学分野のノーベル賞を受賞した21人を取り上げ、出生から受賞の契機になる発見・研究をたどりながら、各人の思いから発せられた言葉を紹介している。
    必ずしも順風満帆ではないが、コツコツと努力を積み重ねた行く末に、苦労が華開く成功ストーリーは、意外ではあるが、運命的な必然なんだろう。特に印象的だったのは大隅良典氏の言'人が寄ってたかってやっていることをやるよりも、人がやっていないことをやる'。未踏領域の発掘、基礎研究の真髄を言い当てた言葉に感じる。国の研究開発に対する予算の考えが、基礎から応用へと軸足を移した結果が、今後大きなツケとならないか懸念が残る。

  • 湯川秀樹:日々生きる事は、一歩進むことでありたい
    朝永振一郎:何日も何日も考え続けて、難しい問題が解けたときの喜びは、たとい答の出ている練習問題であったでも、それは純粋に学問的な創造の喜びに近い
    江崎玲於奈:人生の生きがいとは何であろうか。それは、自分の才能の限界に挑戦することではないであろうか
    小柴昌俊:人間の進化は大学の中ではなく、社会に出たときに問われるものですから
    益川俊英:学ぶとは新しい価値観を身に付けること、僕はそんなふうに考えています
    小林誠:わからない時は諦める。そしてまたやりたくなるまで待つ
    赤﨑勇:読書と言うのは自分と対話をすること。研究に直接プラスになるかと考える以前の問題です。人格というか教養というか、そういうものの基礎にるのは読書です

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

サイエンス作家。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学専攻)、東京大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(素粒子物理学、宇宙論専攻)。理学博士。2016年春にトライリンガル教育を実施する小学校レベルのフリースクール「YESインターナショナルスクール」を設立し、校長に就任。『99.9%は仮説』(光文社新書)『ペンローズのねじれた四次元』(講談社ブルーバックス) 『竹内薫の「科学の名著」案内』(徳間書店)など、著書多数。1960年、東京都生まれ。

「2021年 『10年後の世界を生き抜く教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内薫の作品

ツイートする
×