頭のよさとは「説明力」だ (詩想社新書)

著者 :
  • 詩想社
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感想 : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908170218

作品紹介・あらすじ

ビジネスシーンから日常会話まで、「頭がいいね!」と感心される上手な説明の仕方を解説。また、説明力を伸ばすための練習法を説く。

感想・レビュー・書評

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  • テレビでもお馴染み、柔らかい物腰かつ国語の面白さを伝えてくれる齋藤先生直伝!
    「説明力」についての本。
    そんな内容の本の感想を書くのはやや恥ずかしい。
    うまく魅力を伝えられるだろうか。

    あー、とか、えーと、とかやたら文章を長く話してしまう経験はないだろうか。
    また、説明しても相手はいまいちよくわからないような顔をしている。
    おそらく誰しも経験があるはず。
    そんな日々のイマイチを改善できる(かもしれない)本だ!
    ここに書かれていることをバカ真面目に実践すればうまくいくに違いない、と思わせる。

    例えば、身体感覚を伴わせる(44頁)、現物を見せる、フォーマットに則る(第二章)など。
    ストップウォッチを使う方法は面接対策にも使えそうだ。
    個人的には88頁、目次を利用する方法は実行したい。
    著者もこれで学生時代、全教科をクリアしたとか…。

    全体的に、易しい(優しい)言葉で書かれており、難しい行動目標はひとつもない。
    だからやってみようかな、と思わせる。
    これが説明力か!と思わせる内容であった。

    上記で400字!1分にまとめたがよもたいと思わせる文章になっていると良いのだが。

  • いかに、単刀直入な説明をするか。

    回りくどく長ったらしい説明は分かりにくく、聞く気もなくなる。結論をまず述べた上で、時間を守り、要点をまとめ、適切な例示が、分かりやすい説明の根本として必要な力だとする。
    説明のポイントを3つに絞る練習はぜひ取り入れていきたいと思った。何でもかんでも取り込んでしまうので、きっと回りくどい説明をしていただろう。

    大変に参考になった。

  • 頭の良さは往々にして「説明力」に比例する、とはこの書である。その知恵は「短時間に如何に要約したものをわかりやすく説明できるか」を解いたものだ。
    「説明力のフォーマット」は分かり易く、如何に肉付けするか、練習と体感次第ということになる。1、キーワード、2、ポイント3つに絞る、#具体例+まとめ

  • 言いたいことを3つにまとめること。
    まず一言で → つまり詳しく言えば → 具体的にいうと → まとめ の基本構造

    赤青緑のペンでのフラグ付け、

    説明の際に意識すべき方法が役立つと思った。

    実践してみたい

  • 斎藤先生の本に外れはないが、ポイントが多すぎて読み手側で、落とし込める内容だけを読み取る必要があると感じた。
    重要なのは、時間感覚、要約力、例示力。本を要約する練習をしてみよう。(このブクログでそれができれば良いのだが…)

  • 上手な説明とは、究極のところ『相手に届けたい情報をフォーマットに落とし込むこと』という説明は非常に分かりやすい。トレーニングにより説明力は簡単に高まるという点も励まされる。さらに上手な説明方法としての『通説butの説明法、お得感の演出、最後の言葉を決めてから話し始めるなど、なるほどな情報を得ることができた。ただ、同著者の書かれた新書「読書力」と同等の中身の濃さを期待してしまっていたため、文字は大きめ、空白も多く、さらに著者が常々強調されている「要約力」は他書と重複があったり、説明する場面がどうしても教鞭をとっている大学の学生への課題が中心になっていて、会社での説明力にあまり触れていないところが物足りなく感じた。

  • いい説明とはどういうものか分かりやすく教えてくれる。

    比較としてでてくる下手な説明には思い当たる節しかなかった。
    方法論はもちろん、心構えや感情的な面での説明もある。明日からすぐ実践できるトレーニング法で説明上手を目指したい。

  • 流石としか言いようがない…

    この本の説明もかなりわかりやすく丁寧です。しかも、難しい言葉は一切使っておらず、すぐに読めます。
    シンプルな文章であるのに、内容は豊富。読み終わってすぐに実践しました。
    私の座右の書として活躍してくれています

  • 説明力を説明した本だけに、さすが分かりやすく実践的。

    3色ボールペンを使った訓練方法は是非やってみたい。

    学んだポイント
    ・説明のポイントを絞る
    ・身近なものに結びつける
    ・締めのフレーズを決めておく

  • 著者は言わずと知れた、齋藤孝氏。

    氏は数々の著作を世に出しているが、それと同時に長年、明治大学で教鞭を執っている。
    安住アナも氏の教え子である。

    著者のいう、「頭の良い説明」とは、次の3つの力によって構成されている。

     1.時間感覚
     2.要約力
     3.例示力

    まず、「時間感覚」とは、簡単に言うと、説明時間を意識した説明である。
    つまり、無駄にダラダラとせず、要点を要領よくまとめ、極力短時間で説明を終わらせること。

    そのためには、説明することの要点を取り出して、体系立てて理解すること、すなわち「要約力」が必要。

    要約する際のポイントは、できるだけポイントを絞り込む(ポイントは3つが望ましい)ということ、つまり思い切って切り捨てることが上手な説明をするカギ。

    そして優れた説明は、相手方に身体感覚で「わかった感」を生む。
    そしてこの「わかった感」は、聞き手の経験や知識を喚起するような説明や、身体感覚を伴うような説明がうまくいくともたらされる。

    聞き手にこの「わかった感」をもたらすために必要なのが「例示力」である。

    例示力とは、相手がまったくわからないものを、おおよそ分かるもので説明すること。

    例えば、英語圏の人たちに「禅」を説明するにはどうしたらよいか。

    この難題に素晴らしい回答をしたのが、仏教学者の鈴木大拙である。
    そして、大拙の答えは、「let」。

    禅というのは、自分が何々をするんだ、こうしてやるのだ、というものではなく、自分を無くして無くして、それを「let」の状態に置くのだということを一言で表したのである。

    抽象的でわかりづらい事物を、誰もがわかる一言ですっきりと言い表している。
    このような本質を言い表すワンフレーズ、キャッチフレーズをつくることは、説明の技術としてもとても重要。

    本書の要約は以上である。

    次に、具体的な説明のやり方を2つ紹介する。

    ◎上手な説明の基本構造◎

    ①まず、一言で言うと○○です
    【本質を要約し、一言で表現。キャッチフレーズ的】
     →聞き手の気持ち(興味)からキャッチフレーズを考える(必ずしも内容の要約である必要はない)

    ②つまり、詳しく言えば○○です
    【要約したポイントを最大で3つ。重要度や、聞き手の求める優先順位を加味して示す】

    ③具体的に言うと○○です
    【例示。エピソード、自分の体験などで補足】

    ④まとめると○○です
    【これまでの説明の最終的なまとめ】



    ◎通説butの説明法◎

    「いままではこう理解されていましたが、実は○○なのです」(通説but)

    「それはこういうことです」
    (詳しい説明、ポイントは最大3つに)

    「たとえば、○○です」
    (具体例、エピソード、データなど)

    「つまり、こうなのです」
    (全体のまとめ)

    このほか、ためになったことは、著者が東大法学部の学生時代、法律の勉強法を著者の友人から教わったエピソードである。

    著者の友人曰く、法律というのは体系だった学問なので、全体構造を理解しながら体系立てて勉強することが効率的。

    そしてその具体的な勉強法は、次のとおり。

     ①教科書の目次をコピーする
     (十分な余白をとって、大きな用紙にコピー)

     ②目次の余白スペースに、目次の項目に付随する事例や判例などを簡単に書き込んで肉付け

     ③仕上げた目次のコピーをそっくり記憶する

    ②の作業は、目次という大きな骨格に各部を構成する要素を自分で書き込んでいくことであり、この作業をすることで、自分の頭も整理され、全体構造と個々の関連が明確になる。

    この技法は何も法律だけでなく、一般書籍の読書などにも応用できそうだ。

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著者プロフィール

明治大学文学部教授。1960 年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。著書多数。新刊に『書ける人だけが手にするもの』(SB 新書)、『60 代の論語 人生を豊かにする100 の言葉』(祥伝社新書)がある。

「2022年 『図解 歎異抄 信じて、まかせる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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