“複雑なタイトルをここに"

制作 : 倉田 佳子  ダニエル ゴンザレス 
  • アダチプレス
3.75
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本棚登録 : 64
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908251108

作品紹介・あらすじ

ファッション・レーベルOff-Whiteを率い、ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めるヴァージル・アブローが、ハーバード大学デザイン大学院で行なった特別講義の記録。

“僕のDNAとは?” 満員のハーバード大学デザイン大学院の講堂で、ヴァージル・アブローは問う。アブローは“チートコード”――学生時代の自分が知っていたらどんなによかっただろうと思うアドバイス――を聴衆に紹介する。そして、“独自のデザイン言語”を培うための“ショートカット”を、次々に示していく。建築とエンジニアのルーツを持つアブローは、学生時代に築いたツールやテクニックを、ファッション、プロダクトデザイン、そして音楽の言語へと変換させてきた。彼のブランドOff-Whiteは、ストリートウェアとクチュールという相反するように見える要素を結びつけ、ナイキ、イケア、赤十字といったブランド、リル・ウージー・ヴァートやリアーナなどのミュージシャン、レム・コールハースのような“メンター”とのコラボレーションを実現させてきた。さまざまなハードルをものともせず(“そんなものは実際には存在しない”)、デザインプロセスの舞台裏、エディティングの本質をシェアすること、問題解決、ストーリーの紡ぎ方を、アブローは解説していく。彼は自らのDNAを描き出し、そして問いを投げかける――君のDNAとは?

本書The Incidentsは、1936年から続くハーバード大学デザイン大学院での特別イベントを記録したシリーズである。

感想・レビュー・書評

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  • 世界的デザイナー
    による講義録刊行!
    ルイ・ヴィトンのメンズデザインにも関わるヴァージル・アブローが、ハーバード大で行なった特別講義!

  • 一読していまいちピンとこなかったのですが何回か読んでみようと思います。

  • 2019/06/12

  • うーん、、そんなに示唆は得られなかったかな。

  • ナイキのエアマックスとのコラボが記憶に新しい、また2018年のヴィトンメンズのデザイナーに抜擢されたバージルアブローによるブランド、Off- White。その発想やアイデアの源泉はどこにあるのか、ハーバード大学デザイン大学院で行われた講義を起こしたもの。
    ラグジュアリー✖️ストリート=新しさであり、付加価値をワイルドでストリートなものに求める時代。彼はどんな風に垂直的な思考プロセスを経ているのだろうか。
    まずは、3%だけ変えてみるというコンセプト。結局、我々は無から有を生み出すのは難しい。3%を変えてみること、その枠の中で発想する事で新しい何かが見つかる。例えばストリートウェアが建築業会における新たなコンセンサスを得ているとしたらどうか、混沌としたカルチャーをミクスチャーとしてコンテクストの中で表現してみる。そうであれば、我々にもできるような気がする。自分の原点、クローゼットを初めて整理したとか、そいう事に戻ってみる。
    複雑なコンテクストにも、構造がある。構造化のプロセスは、建築の世界では当たり前だが、一般的にはそうではない。それぞれの業界や作品の作り方を、別のものに当てはめれば新しいことが生み出せるじゃないかと。ぶっ飛び系のブランドを率いているが、緻密な計算の上に成り立っているらしい。

  • 読書会から

  • 【書誌】
    書名:“複雑なタイトルをここに”
    原書:Insert Complicated Title Here” (Harvard University Graduate School of Design and Sternberg Press, 2018)
    著者:Virgil Abloh(1980-)
    訳者:倉田佳子
    訳者:ダニエル・ゴンザレス

    原書デザイン アバケ(Åbäke)
    日本版デザイン 佐藤温志
    A5変型判(210mm×135mm)、並製、96ページ、図版59点
    ISBN 978-4-908251-10-8
    価格 本体1600円+税
    発行日 2019年3月1日


    “僕のDNAとは?” 満員のハーバード大学デザイン大学院の講堂でヴァージル・アブローは問う。アブローは“チートコード”――学生時代の自分が知っていたらどんなによかっただろうと思うアドバイス――を聴衆に紹介する。そして、“独自のデザイン言語”を培うための“ショートカット”を次々に示していく。建築家とエンジニアのルーツを持つアブローは、学生時代に築いたツールやテクニックをファッション、プロダクトデザイン、音楽の言語へと変換させてきた。彼のブランドOff-Whiteは、ストリートウェアとクチュールという相反するように見える要素を結びつけ、ナイキ、イケア、赤十字といったブランド、リル・ウージー・ヴァートやリアーナらのミュージシャン、レム・コールハースのような“メンター”とのコラボレーションを実現させてきた。さまざまなハードルをものともせず(“そんなものは実際には存在しない”)、デザインプロセスの舞台裏、エディティングの本質をシェアすること、問題解決、ストーリーの紡ぎ方をアブローは解説していく。彼は自らのDNAを描き出し、そして問いを投げかける――君のDNAとは?

    本書The Incidentsは、1936年から続くハーバード大学デザイン大学院での特別イベントを記録したシリーズである。


    ーー本書より
    “大学の外の社会に出てみると、ひとつの専攻に縛られないで自分の進む道を見つけるヒントがいろいろある。僕の仕事も、自然に異なる領域を横断しているんだ。
    自分自身のやり方を初めてちゃんと立ち止まって考えてみた。iPhoneのメモ帳からそのまま引っ張ってきて、なんとかして作ったリストだよ。
    完璧主義じゃなくてもいいんだって気づいた途端に、山のような仕事を同時進行しながら安らかに眠りにつけるようになった。これは大事なこと。完璧になろうとすると、かえって思考停止になってしまう。
    イケア。ほんとに夢みたいだよ。最初連絡がきたときは、絶対にイベントのDJの依頼だと思ったし。
    僕は自分が取り組むクリエイティブワークに情熱を感じている。仕事だなんて思っていない。僕にとって生きることそのものなんだ。
    君たちは最高に恵まれた、これまでになかったような時代に生まれてきたんだ。いまはルネサンスだと思う。だから、「まるで最低、もうおしまいだ」みたいなメンタリティに囚われないでほしい。”

    [著者]
    ヴァージル・アブロー(VIRGIL ABLOH)
    1980年イリノイ州ロックフォード生まれのアーティスト、建築家、エンジニア、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー。ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位取得後、イリノイ工科大学に進み建築の修士課程を修了。彼はここで、デザインの原理だけでなく、コラボレーション・ワークのコンセプトを学んだ。自身のブランドOff-White c/o Virgil Abloh™は、2012年に立ち上げたPYREX VISIONと題するアートワークに始まった。2013年より、シーズンごとのメンズおよびウィメンズのファッション・レーベルとして本格的に始動し、のちに家具の製作も手がけている。2018年にはルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任。また、展覧会で自身のアート作品を発表し、2019年にイリノイ州のシカゴ現代美術館での回顧展を予定している。

    [訳者]
    倉田佳子(YOSHIKO KURATA)
    ファッションジャーナリスト、コーディネーター。1991年生まれ。国内外のファッションデザイナー、フォトグラファー、アーティストへの取材や記事を執筆。
    http://yoshiko03.tumblr.com

    ダニエル・ゴンザレス(DANIEL GONZÁLEZ)
    アメリカ合衆国生まれ。京都大学をへてプリンストン大学東洋学部日本文学科卒業。中銀カプセルタワービルに拠点を置き、文学・芸術関連の書籍翻訳に携わる。
    http://adachipress.jp/insertcomplicatedtitlehere/

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著者プロフィール

1980年イリノイ州ロックフォード生まれのアーティスト、建築家、エンジニア、クリエイティブ・ディレクター、デザイナー。ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位取得後、イリノイ工科大学に進み建築の修士課程を修了。彼はここで、デザインの原理だけでなく、コラボレーション・ワークのコンセプトを学んだ。自身のブランドOff-White c/o Virgil Abloh™は、2012年に立ち上げたPYREX VISIONと題するアートワークに始まった。2013年より、シーズンごとのメンズおよびウィメンズのファッション・レーベルとして本格的に始動し、のちに家具の製作も手がけている。2018年にはルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任。また、展覧会で自身のアート作品を発表し、2019年にイリノイ州のシカゴ現代美術館での回顧展を予定している。

「2019年 『“複雑なタイトルをここに”』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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