ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

著者 :
  • 猿江商會
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本棚登録 : 292
感想 : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908260087

作品紹介・あらすじ

「ふたりで笑っていっしょに楽しく育児をしたい」そう思っていたはずの2人は、なぜ出産を機に「ずれ」はじめてしまうのか……。終わることなき保活やワンオペ育児に忙殺される「あきらめママ」と、そんなママの理解不能な不機嫌さに思わず「無関心をよそおうパパ」の心のからくりを解き明かす1冊。地道なワークショップを通じて多くの新米パパ・ママの悩みに寄り添ってきた著者が送る、「ふたりで同時に親になる」ための心がまえとは。

感想・レビュー・書評

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  • ネガティブな?話が多め。でも、長男7歳の我が家ではある程度経験済みの事項ばかり。そうそう、と思うこと多々。本の中で書かれている、育児家事を自ら負担せずにアウトソーシング(自分の実家に預ける)する父親、まさにその通り。痛み分けとも書いてありますが、経験を共有しないことには、家事育児のしんどさというのは、なかなか理解できないものです。アウトソーシングせずに、自らの手を汚して汗水垂らして子供と家事をこなす、これを出来ている父親って日本にどれだけいるんだろうと思います。家事はともかく、今しか関われない育児は、もっと積極的に取り組んだ方が父親自身のためにもなると思います。

  • 産前産後のご夫婦、育児中のご夫婦、お子さんがいて夫婦間のズレがあるご夫婦や、その子育てを間接的に支える人達には、ぜひ読んで頂きたい。妊娠出産を経験していない人には、共感しづらい困難さを知識として理解するのに役立つだろう。また逆に、妊娠出産を経験してどうしようもない困難さを抱えながら言葉を上手く紡ぎ出せない人が、周囲に自分の状況を適切に伝えるよう言語化するための、大きな助けになるだろう。誰もが自然に母親をサポートするような輪が、少しでも広まるとよいと思う。

  • 日常生活が何一つ自分のペースでできない。
    日々ねぎらいの言葉をかける。自分持ち早く帰る、休みを取るなど、環境を変化させる。
    言われなくても気づいてほしい。アンフェア感が潜んでいる。
    心の並走感、役割の納得感、柔軟性がキーワード。

    男も女も互いに変わっていかなきゃいけないなぁ。女性は環境の変化が余儀なくされるけど、男性は自分から変えなきゃ大きく変化しない、というのは納得。

  • 2歳と0歳の母です。
    産後、夫にイライラすることが増えたのですが、なんで自分はこんなに腹が立っているのか、自分でもよくわからないことも多々。
    この本は、そんな「よくわからないイライラ」について、なぜ腹が立つのか、言葉にしてくれています!個人的には1、2章が面白かったです。「赤ちゃんの泣き声は、ようやくママが確保した細切れの日常を、容赦なく「強制終了」させてしまう」という文章に、わかってくれてありがとうと言いたくなりました。
    後半は、夫婦で産後を上手くやっていくための傾向と対策でしたが、こちらは割と普通の内容でした。
    夫の気持ちが分かるかな?とも期待していましたが、あまり読み取れなかったので、総合的には星3つです。

  • 母親になって自分が思っていたけどうまく言葉にできなかったことが、見事に言語化されていて腑に落ちるばかりだった。難しいことが書いてあるわけではなく非常に読みやすいのだが、「そうそうそれが言いたかったのよ!そう感じていたのよ!」と、痒いところに手が届くような言葉がたくさん。これは早い段階で夫婦揃って、ページや文章を飛ばすことなくきっちり読んだ方がいい一冊。

  • ふたりで同時に親になるためには、父も母もどちらもが変わらないとダメ。ついつい父親の変化を求めてしまうけど、母の側にも変わるべきポイントはたくさんあると具体的に教えてもらえた。

  • 父として購読。

    内容は至ってシンプルだが、痛いところを突かれるなーと思いながら最後まで一気に読破。

    母上の気持ちを上手く代弁している本なので、全てを実践できずとも、1つづつ行動に移す予定。

    読んでいて正論が多く、正しいけれども、心で納得しきれていないところが多く、私(0歳児の父)の胸がムカムカしたので3点。

  • 良書すぎました。
    痒いところに手が届く感じ。

  • 出産前に、産後の大変さをイメージするために読んでみた。
    今からその様子が目に浮かぶような、「あるある」なケースが多々並んでいるとともに、その対処法について書かれている。

    印象に残ったのは、「パパが実際に携わる育児・家事の分量が問題なのではなく、夫婦ふたりが親になったことで生じる変化をどれだけ共有できるかが大事」すなわち、「心の並走感」があることが大切だということ。

    なんでもかんでも家事を分担すればよいというものではない。それから、女性側も家事レベルの理想をさげ、相手のやり方を尊重すること。(手放すこと)
    物理的なことよりも、精神的なことで夫婦関係は大きく変わるんだということがよくわかる。

    実際には思うようにいかないことも多いだろうけれど、こうしたことを心の片隅においておくこと、できればパートナーとシェアしておくことが産後の危機を乗り越えるために必要だと強く感じた。

  • とってもいい本でした。
    赤ちゃんが産まれる前に、もう一度自分たちの価値観を確認するために新米パパも、新米ママも2人とも読んで意見交換するとすごくいいと思います。
    (僕も妻に紹介されて読んでみて、とても良かったので)

    パパ、ママそれぞれの視点で産後のリアルが書かれています。

    ”オムツのCMは嘘だった”(P14)の言葉の通り、
    子供が産まれ育てるということは、ただただHAPPYなだけではない、産後の現実がたくさんあります。

    この本は「2人で一緒に育てる」ために大切なことは何かを
    子供が産まれる前からきちんと考えておくための、良いきっかけになります。

    ※以下、印象に残った文章メモ
    ————————
    P92 育児というのはもっと日常にべたっと張り付いているもので、眠くて、痛くて、汚くて、臭くて、暑くて、寒くて、イライラするもの。
    P168 寝かしつけは「授乳」とも密接に関係するため、パパにとってはハードルが高い育児作業だといえますが、早い時期に「パパ慣れ」をしておかないことの余波は、その後の育児分担に大きな影響を与えてしまいます。
    赤ちゃんがパパになれる時間が確保できない家庭の多くでは、赤ちゃん側の「ママじゃなきゃダメ」という力強い泣き声による抵抗が、いつしかパパ側の「俺じゃダメだから」というあきらめと逃げ口上につながります。
    P182 「我が家の常識」自体を変えることも重要な環境対策です。
    ————————

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著者プロフィール

訳・解説/狩野さやか
早稲田大学卒業。企業勤めを経て、アメリカ・サンフランシスコでメディアデザインを学ぶ。株式会社Studio974を共同設立し、ウェブデザイナー、専門ライターとして制作と執筆に携わる。教育のICT活用、プログラミング教育に関する記事の執筆経験が豊富で、自社サイト「知りたい!プログラミングツール図鑑」、「ICT toolbox」も運営している。著書に『超わかる入門マンガ ひらめき!プログラミングワールド』(小学館)、『見た目にこだわるJimdo入門』(技術評論社)ほか。

「2022年 『アルゴリズムを考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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