ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

著者 :
  • 猿江商會
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本棚登録 : 24
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908260087

作品紹介・あらすじ

「ふたりで笑っていっしょに楽しく育児をしたい」そう思っていたはずの2人は、なぜ出産を機に「ずれ」はじめてしまうのか……。終わることなき保活やワンオペ育児に忙殺される「あきらめママ」と、そんなママの理解不能な不機嫌さに思わず「無関心をよそおうパパ」の心のからくりを解き明かす1冊。地道なワークショップを通じて多くの新米パパ・ママの悩みに寄り添ってきた著者が送る、「ふたりで同時に親になる」ための心がまえとは。

感想・レビュー・書評

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  • 家族が増えるのを目前に、ネットで気になる本を見つけたので購読してみました。

    胎動をどかどかと感じるので、確かにお腹にいるんだけど、これまでの夫婦二人暮らしから一人増えた生活がなかなか想像できずにいました。友人からも話を聞いて、赤ちゃん中心の生活でとにかく大変なんだと。でも、まあ、なるようにしかならないだろうし、実際に生活が始まってみない事には分からないだろうなと。

    産後どうなるのか、母親と父親の環境がどう変わり、逆に変わらないのか。第一章から第三章にそれらから生じるそれぞれの環境・気持ちのズレが書いてあり、産後というのは聞いていた以上に大変で身体・精神的にも環境としても変化が劇的なんだと戦々恐々としました。こう言うと心配になりそうですが、不安を煽るような内容ではなく、出産を目前にして産後の変化がシミュレーションできたというか、よりイメージが深まったというか。

    現状の私に言えるのは、一人で抱え込まず、無理だと思ったら遠慮なく旦那さんに「もう無理!」「助けて!」と言葉にして言おうということ。何がどうなのか、気づいてもらうのを待って苛立ち・諦めに変わる前に、ちゃんと言わないとそりゃあ分からないよね。

    妊娠したからといって母親スキル?母性?が育つわけないじゃない。出産したからといって育児がすぐにできるわけないじゃない。タイトル通り、徐々に夫婦二人同時に親になれたら良いなと思いました。「心の並走感」があるって大事だね。

    旦那さんにも読んで貰いたいです。また、私自身、産後にも定期的に読み返してみたいと思います。

  • とってもいい本でした。
    赤ちゃんが産まれる前に、もう一度自分たちの価値観を確認するために新米パパも、新米ママも2人とも読んで意見交換するとすごくいいと思います。
    (僕も妻に紹介されて読んでみて、とても良かったので)

    パパ、ママそれぞれの視点で産後のリアルが書かれています。

    ”オムツのCMは嘘だった”(P14)の言葉の通り、
    子供が産まれ育てるということは、ただただHAPPYなだけではない、産後の現実がたくさんあります。

    この本は「2人で一緒に育てる」ために大切なことは何かを
    子供が産まれる前からきちんと考えておくための、良いきっかけになります。

    ※以下、印象に残った文章メモ
    ————————
    P92 育児というのはもっと日常にべたっと張り付いているもので、眠くて、痛くて、汚くて、臭くて、暑くて、寒くて、イライラするもの。
    P168 寝かしつけは「授乳」とも密接に関係するため、パパにとってはハードルが高い育児作業だといえますが、早い時期に「パパ慣れ」をしておかないことの余波は、その後の育児分担に大きな影響を与えてしまいます。
    赤ちゃんがパパになれる時間が確保できない家庭の多くでは、赤ちゃん側の「ママじゃなきゃダメ」という力強い泣き声による抵抗が、いつしかパパ側の「俺じゃダメだから」というあきらめと逃げ口上につながります。
    P182 「我が家の常識」自体を変えることも重要な環境対策です。
    ————————

  • 夫にアウトソーシングするならするで全面的に信頼する、過程にも結果にも文句を言わない、妻側にもそういう覚悟が必要なのかも。
    夫の家事育児は正直クオリティが少々残念でどうしても口出ししたくなっちゃうんだよね。毎日やってる自分と同等の出来を求めるのは酷だってわかってんだけどさー

  • 崖のところでの声かけの例が良い。

  • 産後のママってのは、出産前後でいかに劇的な変化がおこり、そして孤育がどれだけ危機的状況に陥るかをリアルに綴った一冊。その過酷過ぎる実態を理解した上で、パパはどうふるまうべきかを丁寧に解説する。

    多くの男性は「産後のリアルな育児」について「分かっているようで分かっていない」ということが分かっていなくて、そのことが、夫婦のズレを生み、本来楽しいはずの育児が育「苦」児になってしまうというのは激しく同意するところ。

    自分自身、3人目の子供の時に1か月の育休を取り、がっつり家事育児を切り回すようになってはじめて、妻の大変さを肌感覚で理解出来た。上の2人の時も、わりと育児参加している方だと思っていたが、子供と遊ぶなんてのは、自分自身も楽しいし、まったくもって「いいとこどり育児」だったんだなーと大反省するとともに、改めて妻への感謝が沸いてくるのでした。

    男性も育休をとり、がっつり家事育児と向き合うことで、肌感覚でもって苦労を理解するのが望ましいですが、そこまで出来ない人でも、この本を読み、産後ママの現状を理解することは、とても意味があることだと思います。子どもがこれから産まれるor最近産まれたという方はぜひぜひ読んで見て下さい!

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