喫茶とインテリア II NORTH

著者 :
制作 : なし 
  • 大福書林
4.20
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本棚登録 : 94
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908465130

作品紹介・あらすじ

喫茶店の魅力とは、なんだろうか。
何十年ものあいだ働いてきた店主の思い出や、形にならないものを、どうしたらとどめていけるのだろうか。

北海道内500軒以上の喫茶店を訪れてきた著者が、函館・室蘭・登別・岩見沢・白老・岩内・小樽・滝川・旭川・砂川・士別・釧路・北見・帯広・札幌……15の街に根ざし、街の姿を見つめてきた喫茶店を訪れ、店主のことばとお店のインテリアを記録して紹介する。炭鉱・漁港・温泉・農業で成り立つさまざまな街の紹介を織り交ぜながら、店主の個人史をたどるうちに、観光では見られないふだん着の北海道が浮かび上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 読者が、行ったことのないお店のファンになってしまうような本。たくさんの写真と物語に満ちた取材の数々。とても楽しかった。写真の配置がバラバラなのは、実際に訪れたときの目の動きを追いかけているようで、お店に行ったかのような気分になれる。北海道、いつか行ってみたいなあ。喫茶店、だいすきだなあ。

  • hatocoffee で手に取った一冊。室蘭、札幌、岩内、小樽、帯広の項を読了。個人的には、札幌の滴と小樽のコロンビアには行ったことあり。どちらも一、二度訪れただけだけど、背景にそんなストーリーがあったとは。巻末近くの、閉店を巡る思いには共感。サンローゼすすきの店の閉店を知り通い詰めるも落ち着かず。アンデルセンの閉店に偶然立ち合い、想いを伝え、壁の写真を好きなだけ持っていって欲しいと伝えられたシーン。お店はいつまでもあるとは限らない。その時その時を記したものがあるというのは貴重。だからこそ、一期一会、その時の一杯を、ひとときを楽しみたい、という気持ちを新たに。

  • 一冊目はWESTでしたが
    EASTすっとばして、NORTH。

    寒い土地に似合う重厚な雰囲気がいいな。
    店内には暖かな空気とコーヒーの香り
    窓の外は降り積もる雪。
    …帰りたくなくなりそう。

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著者プロフィール

1987年函館生まれの会社員。札幌在住。

「2020年 『喫茶とインテリアⅡ NORTH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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