- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908465130
作品紹介・あらすじ
喫茶店の魅力とは、なんだろうか。
何十年ものあいだ働いてきた店主の思い出や、形にならないものを、どうしたらとどめていけるのだろうか。
北海道内500軒以上の喫茶店を訪れてきた著者が、函館・室蘭・登別・岩見沢・白老・岩内・小樽・滝川・旭川・砂川・士別・釧路・北見・帯広・札幌……15の街に根ざし、街の姿を見つめてきた喫茶店を訪れ、店主のことばとお店のインテリアを記録して紹介する。炭鉱・漁港・温泉・農業で成り立つさまざまな街の紹介を織り交ぜながら、店主の個人史をたどるうちに、観光では見られないふだん着の北海道が浮かび上がる。
感想・レビュー・書評
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読者が、行ったことのないお店のファンになってしまうような本。たくさんの写真と物語に満ちた取材の数々。とても楽しかった。写真の配置がバラバラなのは、実際に訪れたときの目の動きを追いかけているようで、お店に行ったかのような気分になれる。北海道、いつか行ってみたいなあ。喫茶店、だいすきだなあ。
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hatocoffee で手に取った一冊。室蘭、札幌、岩内、小樽、帯広の項を読了。個人的には、札幌の滴と小樽のコロンビアには行ったことあり。どちらも一、二度訪れただけだけど、背景にそんなストーリーがあったとは。巻末近くの、閉店を巡る思いには共感。サンローゼすすきの店の閉店を知り通い詰めるも落ち着かず。アンデルセンの閉店に偶然立ち合い、想いを伝え、壁の写真を好きなだけ持っていって欲しいと伝えられたシーン。お店はいつまでもあるとは限らない。その時その時を記したものがあるというのは貴重。だからこそ、一期一会、その時の一杯を、ひとときを楽しみたい、という気持ちを新たに。
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一冊目はWESTでしたが
EASTすっとばして、NORTH。
寒い土地に似合う重厚な雰囲気がいいな。
店内には暖かな空気とコーヒーの香り
窓の外は降り積もる雪。
…帰りたくなくなりそう。
著者プロフィール
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