文化大革命への道: 毛沢東主義と東アジアの冷戦

著者 :
  • 有志舎
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908672453

作品紹介・あらすじ

今や世界の動きに大きな影響を及ぼす大国となった中国。この国の現状について語る言説は数多いが、歴史的視点を欠いたごく表面的なものか、近代以前の歴史と単純に結びつけ、明清あるいは古代以来の「中国的伝統」から説明しようとする傾向が多く見られる。しかし、現状は近現代の歴史過程の中でしか把握できず、とりわけ日中戦争以来の中国社会の変貌を背景にした、毛沢東時代をどう捉えるかが重要な問題になる。本書は深刻な対立状況のなか、中国政府の外交・内政の基礎にあった毛沢東らの危機意識に着目し、中華人民共和国の誕生から文化大革命、そして改革開放政策に至る過程を、東アジアの冷戦史の中で捉え直す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 選書番号:164

  • 古代以来からの中国の伝統から現代を説明しようとすることが多いが、現状に直接関わる中国的伝統あるいは中国的特色は毛沢東時代に形成されたものが多い。主に薄一波の回想録に依拠しながら現代中国を把握しようとする。
    中国の社会主義体制自体が、日本の侵略後に進展した総力戦のための総動員の産物である。日本に対抗するため国民党も強引に物金人を徴発し、それは共産党も一緒だった。
    ソ連との関係がどのような経過を辿ったか、朝鮮戦争やベトナム戦争などアメリカの軍事力といかに向き合ったか、内政について毛沢東の考えはどう変化したかといった、中華人民共和国の歴史について概観できよかった。

  • 東2法経図・6F開架:222.07A/O55b//K

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

東京都立大学名誉教授

「2020年 『文化大革命への道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥村哲の作品

文化大革命への道: 毛沢東主義と東アジアの冷戦を本棚に登録しているひと

ツイートする
×