Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち

制作 : 和田卓人 
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908686092

感想・レビュー・書評

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  • 成功も失敗も記した、克明な体験談のまとめ。
    ソースコードは出てこないが、対処の仕方は結構具体的に記されている。
    「やっぱりそこでハマるか」とか、「そう来たか」とか感じることが多いと思う。
    自分の身にも、活かせるようにしたい。

  • 事業をエンジニアリングする技術者たち
    VOYAGE GROUP https://voyagegroup.com/
    ネット広告 https://voyagegroup.com/service/ad-platform/
    ポイントメディア https://voyagegroup.com/service/pointmedia/
    ゲーム攻略サイト、就職情報サイト https://voyagegroup.com/service/incubation/
    で、2000年-2020年の事業変化、クラウド黎明期(2010年前後?)からの技術変化によって生じてくるレガシーコードとの闘い方、ビジネス/技術判断を追体験できた気がする。

    安易にフルリプレイス、ビッグリライトを選択するのが簡単な気がしたり、技術力を活かせる、評価を高められる気がするが、それがうまくいくほどビジネス環境は単純ではなく、リアーキテクティング、リファクタリングを地道に続けたほうがうまくいくという事例だった。
    1つだけリプレースしたシステムがあったが、それも状況によっては旧システムを捨てない選択肢も残しながら慎重に進めていた。
    そんな過去の開発者やビジネス側のステークホルダーを安易に批判しない態度に、共感し誇りを持てる。

    式年遷宮、テセウスの船のようなアプローチで、残すべきものを残しながら新しく生まれ変わらせる。
    事業の撤退縮小、機能の縮小、コードの削除によって役割を終えたものを葬るための、経営判断には技術的なコストの理解が不可欠になっている。
    週末のガーデニングのように依存パッケージのバージョンアップを取り込む。
    業界は違っても同じような開発の日々や、真似したい活動がいくつも出てくる。

    ネット広告にはなんとなく批判的な印象を持っていたが、技術やメディアが成長し
    よりよいネット社会を実現していくためには不可欠な事業なのかなと応援したくなった。

    関連ブログ:

    エンジニアがエンジニアの求人を本気出してつくったことを通して、本当に言いたかったこと
    https://note.com/ryosuke_kawamura/n/nb5fc4d34a7c8
    株式会社Zucks アドプロダクト事業本部 Webアプリケーションエンジニア
    https://hrmos.co/pages/voyagegroup/jobs/zu-e04

    Netflixにおけるフルサイクル開発者―開発したものが運用する
    https://techlog.voyagegroup.com/entry/2019/02/04/171325

    デブサミ2019講演「レガシーとのいい感じの付き合い方」の資料を公開します。
    https://techlog.voyagegroup.com/entry/2019/02/19/182539
    事業、機能、コードを葬る。

    動的解析を利用し、実働6日でレガシーコードを1/3削った話(Perl編)
    https://techlog.voyagegroup.com/entry/2020/05/07/120000

    運用、追加開発しづらいPHPアプリケーションに未来を与える方法
    https://speakerdeck.com/ara_ta3/yun-yong-zhui-jia-kai-fa-siduraiphpapurikesiyonniwei-lai-woyu-erufang-fa

    毎週のように依存パッケージを上げ続ける努力
    https://techlog.voyagegroup.com/entry/2016/06/27/080000
    ガーデニング

    セマンティック バージョニング
    https://semver.org/lang/ja/

    Pattern Recognition and Machine Learning
    パターン認識と機械学習-上-C-M-ビショップ
    https://www.amazon.co.jp/dp/4621061224/

    Google BigQuery で DWH 構築 / Naoya Ito
    https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=2ADUzBjMmr8

    「人工知能でいい感じの成果を出してくれ」という偉い人の脳内はどうなっているのか
    https://tokoroten.medium.com/96f4da85b924

  • ビジネス書か技術書かで言うと微妙なところだが、ソフトウェア事業におけるエンジニアたちの取り組みの「組織的、ビジネス的」な面が強いため、ビジネス書とした。

    ここまで具体的にソフトウェアエンジニアの仕事の機微について触れられた本が他にあるだろうか。技術的負債にどう立ち向かっていったのか、事業をスケールさせるためにどういう設計や組織構造を選んでいったのか、そういったウェブ業界のエンジニアの「あるある」な仕事の難しさが語られているが、それらに取り組む上でのビジネス的な視点をエンジニアたちが大切にしていたのが強く伝わってくる。同じ業種のものとして共感しかない上に、そういった先人たちの背中をしかも具体的な事例を通して見れるのが最高にエキサイティングだった。

    ウェブ業界のソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを志す人にはぜひ読んでほしい。

  • ITエンジニア本大賞より (https://www.shoeisha.co.jp/campaign/award)

  • 内容は面白い!
    でも読みにくい!エンジニアにはそんなことはないかもしれないけど...
    プロジェクトX、IT版という内容で、次々と起こる難題にエンジニアが立ち向かうという感じですね。
    信頼できるヒト=rootを任せられるヒトというのが実感こもっててイイですね。
    このご時世、WaterfallかAjileかなんて区別するのはナンセンスですかね。

  • [技術書・ビジネス書大賞] 2021年技術書部門大賞・特別賞

  • 世の中のサービスはエンジニア達の地道な努力によって成り立っていることを実感した。
    特にエンジニアの仕事は0から1を作り出すものや10から20に増やすものに注目されがちだが、100を80、60と減らすという意識をもつことも重要だと感じた。いかに無駄なシステムを作らないか、技術的負債を後に残さないかを考えるのは地味な作業だが、エンジニアの本質と言えるのかもしれないと感じた。

    また、自分自身もエンジニアとして働いているため、共感できる部分や、そういう考え方をしてプロジェクトを進めていくのかといった新たな発見も得られた。
    他社の実際のプロジェクト進行を細かく知ることのできる機会はなかなかないと思うのでこの本は非常に参考になった。

  • 技術や組織論もそうだけど僕にはエンジニアの「知恵」と「勇気」の話に読めた

  • エンジニアリングが今あるビジネスに貢献する姿に多様性があって面白かった.

    丁寧に解説があって業界の門外漢でも理解できる丁寧な説明になっているのに好感を持ちました.

  • ビジネスのスケーリング速度とシステムのスケーリング速度のギャップから生まれる技術的負債、フルサイクルエンジニアたちのドキュメントレスな流儀、20年もののレガシーとの対峙、そして今をときめくデータサイエンティストエンジニアー。

    キラキラした表層ではない、泥臭い現場の栄光も失敗も、ここまでさらけ出した本がこれまであっただろうか。
    同時代を生きるエンジニアなら頷けること必至、そしてそのオープンネスには畏怖の念さえ感じるだろう。
    そのオープンネスは、すでに会社から離れた人の名前が当たり前にでてくるところからも伺い知れる。

    ソフトウェア業界にいる人間なら必ずなにか共感できる部分、そして学べる点があるし、そうでない人にとってはソフトウェア業界のリアルを窺い知る格好のルポルタージュとなる。
    そして新しくソフトウェア業界の門戸を叩く人には、これ以上ないケーススタディ集となるだろう。

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