モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

著者 :
  • 方丈社
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本棚登録 : 141
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908925290

作品紹介・あらすじ

人々にとって、本が遠い存在だった時代、トスカーナの山深き村に、イタリア中に本を届ける人々がいた。

イタリアの権威ある書店賞〈露店商賞(Premio Bancarella)〉発祥の地が、なぜ、トスカーナの山奥にあるのか?
その謎を追って、15世紀グーテンベルクの時代から、ルネッサンス、そして現代へ。
創成期の本を運び、広めた、名もなき人々の歴史が、今、明らかになる。
舞台となった、山深きモンテレッジォ村に居を構え取材した、著者渾身の歴史ノン・フィクション!
全編フルカラー!

感想・レビュー・書評

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  • 20180720 今、本屋さんの活動が活発なような気がしていて自分でも何かできるかと悩んでいた時に、この本に出会った。たまたまかも知れないが本を背負って歩く事から始めた人たちの話は気持ちを押してくれたようだ。

  • 匂い立つカラー写真が嬉しい。

  • 最後に出てきた本屋さん「ヴィットリオ・ジョヴァンナッチ書店」、行ってみたい。

  • 新文化で紹介。イタリアの山奥の小さな村では男たちの出稼ぎとして本の行商が伝統的に行われていた。なぜ他の物ではなく本だったのか。イタリア在住の日本人エッセイストが方丈社のwebサイトで連載していた文章に写真を追加してまとめたもの。歴史,ミステリー。発売時にはモンテレッジォの村人が自費で日本にかけつけたとのこと。

  • 2018年5月29日読了

  • 「露天商賞」、第一回目授賞本の作者が米国のヘミングウェイであったことに色々思う所がある。そして、「本屋さん大賞」の相似点、相違点も。

  • イタリアの山の中のちいさな村、モンテレッジオ。今では、通年暮らす村民は少ないが
    祭りの頃には、イタリア各地に散った村民の子孫たちが集まる。その昔、貧しい山村の人たちは近隣に出稼ぎに行っていた。しかし、農作業の出稼ぎの求めが無くなってくると、人々は篭に本を入れ本の行商を始めたのだ。日本の本屋大賞は、この村の露店賞をヒントにしたのかと思ったくらいだ。
    こんな村があったことにビックリ。カラー写真も多く、興味深く読んだ。

  • 本を読む、作る、売る。読む人も作る人も売る人にとっても、根本的で大切なお話にあふれている。私も一緒にイタリアを旅しているような。イタリア好きの方にもおすすめかもしれない。
    やっぱり、素直に人の想いとか行動力とかすごいな〜と思ってしまう。
    久しぶりに読んだ佳作。著者の本は初めてで、他の著作も読みたくなった。

  • 本好きによる本好きのための本!!って言う感じだった。つまり幸せな読書体験だった。こんな本屋行きたい……と思うような場所だらけだった。出版不況なのはどこの国も一緒みたいだけどなんとか生き残って欲しい、と思いつつ今日も実店舗で新刊書を積極的に買う。
    今回特に著者の気合が入っていて良かった。いつも以上に熱意が感じられた。

  • 2018年20冊目。

    ページを開く前から「なんていい本なんだ...」と、すでに幸福な気持ちに。
    そして案の定、止まらず一気読み。

    イタリアの山奥にある、本の行商人を多く生み出した小さな村「モンテレッジォ」。
    人里離れたこの村の人々は、なぜ商売の品に「本」を選んだのか?

    その謎を追うために、著者はイタリアの様々な都市を横に移動、歴史を遡って縦に移動...
    そんな縦横無尽の探求の様子に、すっかり引き込まれてしまった。
    看板に写るヘミングウェイ、訪問したとされるダンテの足跡、禁書の時代の行商人たちの暗躍の歴史...
    様々なヒントが浮き出てくるたびに、「この謎を追う旅に同行したい」と思わされてしまう。
    4ページに1枚ほど、ストーリーに関係する写真が入っているため、著者の探求の様子・イメージを一つひとつ丁寧に追いかける役に立つ。

    探求のプロセスを一緒に追える、こういうタイプの本がすごい好き。
    品のある文体にも引き込まれた。

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プロフィール

ジャーナリスト
イタリア在住。1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。
2011年『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。近刊に『対岸のヴェネツィア』(集英社)がある。

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