かしこい子どもに育つ礼儀と作法ーよくわかる小笠原流礼法

著者 :
  • 方丈社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908925542

作品紹介・あらすじ

礼儀作法とは「社会人としてわきまえてしかるべき当前のことを、自然に振る舞うこと」。だからか、礼儀作法というと堅苦しい印象を抱きがちだが、礼儀作法はきまりやルールを守ることだけが大切なのではない。小笠原流礼法によれば「人を大切に思う心」が根本にあり、相手を敬うことが最も重要だという。
 ちなみに、小笠原流礼法の基本は、「真」(正しく)、「行」(素直に)、「草」(和を持って)にある。「真」の正しい作法はもちろんだが、「行」は相手や状況にあった行動を、「草」は時にはカジュアルな装いや行動も大切だとしている。
 本書はそのために身につけておきたいマナーや作法を、小笠原流礼法を通して解説する。
対象は、大人ではなく、「親が子どもに教えるべき礼儀作法」に焦点を当てて展開したい。
室町時代から歴史の中で時代とともに培われてきた小笠原流礼法の中から、
なぜこの作法、礼法が代々伝えられてきたのか、
その由縁も含めて「子ども時代に身につけてほしい礼儀、マナー」を厳選して解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 小笠原流の作法を子ども向けに解説

    様々なマナー本が出回っているが、歴史的に権威のある流派のものについて触れることができてためになる。
    もっと、詳しい理由の説明や「心に一張の弓を持つ」的な伝わっている言葉を読みたいと感じた。
    動作に関して動画の解説があったら嬉しい。

  • 正しい姿勢正しい心につながる
    頭の重さが土踏まずに落ちるようなイメージ
    耳が肩の上に乗る
    手を組むのは不安から逃れようとする心の表れ

    座るとき:水の中に静かに沈んでいくイメージ
    立つ時:煙が一筋空にのぼっていくイメージ
    真っ直ぐ静かにすることで太ももとおしりの筋肉

    脚と腰を使って歩く。しっかららあげて前にだす。

    心にすきができないように、気持ちをお腹にもたせる
    残心

    だらしなく見えるのは自分の価値を下げてしまう

  • 大きめの絵と分かりやすい解説で、受験や面接の時を始め、ふるまいの基本を学ぶのに有用な本です。上座下座は、覚えきれませんが、座り方や食事の方法など、普段から使える知識が沢山あります。

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著者プロフィール

小笠原清基(おがさわら・きよもと)
弓馬術礼法小笠原流31世宗家小笠原清忠(きよただ)氏の嫡男。礼法講師。1980年東京都生まれ。3歳で稽古を始め、小学校5年生で鎌倉・鶴岡八幡宮の流鏑馬射手を務める。大阪大学を卒業後、筑波大大学院で博士号(神経科学専攻)を取得。製薬会社の研究員を務めながら、流派の伝統を継承している。

「2021年 『生き抜くための小笠原流礼法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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