まんがで知る デジタルの学び――ICT教育のベースにあるもの (まんがで知るデジタルの学び)
- さくら社 (2021年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908983566
作品紹介・あらすじ
シリーズおなじみの吉良先生、今回は1人1台時代に突入した小学校に赴任しました。教員は明るく前向きな初任者からEdTechに強いスマートティーチャー、定年間近の昭和ティーチャーと多彩。子どもたちはそれぞれの個性を放ちながら、情報端末に馴染んでいきます。様々な問題に直面しつつ、それを乗り越えて成長していく教師と子どもたち。その背景には、デジタル社会になっても変わらず受け継がれる教師のあり方が描かれています。
「誰だって苦手なことはある。少しずつでも変わっていけばいい」「友だちから学べる人は自分を大きく伸ばせる」「技術は人を幸せにしてこそ価値がある」など、昭和ティーチャー・舎貝先生の名言も随所に、教育の根本を考える機会も得られます。
最新の情報と考え方がわかるコラム「デジタル社会の教育を考える教養書」も必見です。
感想・レビュー・書評
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タイトルに「デジタルの学び」とあるが、ICTを用いた学びを表に据えながら、底に流れるものは、帯にあるように「教師のあり方」。
新しいものを取り入れながらも、時代が移り変わろうとも変わることのない大切なものを訴えかけています。
不覚にも感動してしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
iPad1人一台の時代が、このコロナ禍のせい?おかげ?で、すごい勢いでやってきた。
現場は、大混乱です。
そこで、こちらをどこかのTwitterでお薦めされてるのを見つけて購入して読んでみた。
基本は、変わらないのかな?と思った。
忘れかけていた教師への情熱が、少しだけ蘇った。
でも、この忙しさ。
教師自身が学ぶ時間やら、心の余裕やらはない。
そう、この本にも書かれていたけれど、頑張らなくていい。ほどほどに、と。
自分が充実した生活をして、自分が学ぶ事を楽しんでいないとな、と感じた。 -
2022年2冊目。
教員を目指していた学生時代、採用試験に向けて、一緒に「勉強会」で学び合っていた同期が、Facebookで絶賛していた本。
気になっていて、ようやく読みました。漫画なのでスイスイ読めて、しかも、「学びたい!」という意欲が高まりました。年初めに読んで良かったです。
おすすめしていた友達に感謝。
ICTの活用や、GIGAスクール構想に関してなど、特に目新しい内容が取り上げられていたわけではないけれど、納得できたり、なるほどと思えたり、結構新しい発見がありました。
が、単純に読み物としてだけでもちょっとウルッとしてしまいました。涙腺がゆるすぎです。
完璧を求めると疲れ切ってしまうから、学生時代ほど根詰めて学ぶことは難しいのが現状ですが、やっぱり、子どもをよりよく育てるために、わたしも学び続けるひとでありたいです。
『師道』の文言にも感化されました。
今後、教育実習生を受け持つ時に、是非紹介したいです。 -
このシリーズは毎回読んでいるが、いつも学びが多い。今回は、教師としての在り方が印象に残った。一人一台端末が導入されているからこそ、やり方ではなく在り方が重要になるのだと感じる。
このシリーズは若手におすすめ。ここから読書を広げていくといい。 -
この漫画に描かれている光景は
おそらく、99%の小学校中学校で繰り広げられた光景です。
急遽渡された端末に対する抵抗・批判・順応しようとする人
また、端末を使ったトラブル・使用をめぐった決まりの制定など…。
しかし、単にICT・GIGAスクールについて述べられている本ではありません。
これからの教師の在り方について
これからを生きる人たちに大切なもの
が描かれています。
しかも、とてもわかりやすく。
これから教師として生きていこうとする方
教師を志す人
全員に、読んで欲しい
そんな本です。
読んでいて、自分が特に心に残った言葉は
31p上の方にあります。
そうだよなあ、と思いながら読みました。
ぜひ、手に取って読んでみてください。 -
これまで読んだICT教育の本は、「ICT教育先進国に追い付け・追い越せ」「教育の場面に、とにかくICTの導入を」という内容が多かったのですが、この本は、あくまでも「教育の目的の達成」を重視していて、そのための「手段としてのICTの導入」というスタンスが貫かれており、非常に好感の持てる本でした。
また、タイトルに「まんがで知る」とあるように、導入事例の紹介等をまんがで行っており、とても具体的、かつ、わかりやすい内容になっています。
さらには、教育現場へのICT導入のデメリットや危険性についても、丁寧に触れており、「ICT教育万歳!」になりがちな、この類の本とは一線を画していると思います。
そして何より、「教育現場にICTを導入したいが、どのように導入すればよいのか困っている」方々に寄り添った内容になっており、「教育者を育てる」という著者の姿勢とその優しさを強く感じました。
この本が多くの方に読まれれば、ICT教育は、適切な形で大きく広がっていくと思いますし、そのようになることを望みます。 -
ベテランで退職を迎える教師が、若手先生と持ってる技術をギブアンドテイクしながらタブレットを用いた指導に挑戦する物語を漫画仕立てで読みやすくしてある。こんな話になればいいのだがなかなかベテランの先生は使いません。
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漫画でわかりやすい
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