なんだろう、すごいものを読んでしまった。というか、そういう人たちがいるのはわかるが、知ってしまったという禁忌に触れてしまった感。
淀川河川敷の一遍がなぜかとても好きだ。自分も河川敷の怖さと魅力にいつも惹かれているが、実際に探検をしたことはほぼない。ので、実態の一例を知ることができたのはなんというか、嬉しい。
それを除いてもピカソの出会いと別れなど、このまま短編小説として成り立ちそうな章だ。
また、路上観察に興味ある人なら誰でも好き… とまではいかないが気になっているであろう、「死後さばきにあう」系のキリスト教看板。
それが作られているところのレポートは、実はとても貴重なのではないだろうか。
最高齢ストリッパー、タイのホモセックスショー、刑務所美容室、虫食…
普通の人なら行かない場所が普通に出てくる。
人の可能性とかそういう話じゃなく、ただただ人とは… という気持ちになる。