毎日読みたい 365日の広告コピー

  • ライツ社 (2017年12月17日発売)
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本 ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784909044099

作品紹介・あらすじ

広告コピーとは、ある商品や企業の魅力を伝えるために考えられたものです。
しかしその中には、ただ消費を促すための言葉ではなく、わたしたちの人生に気づきや希望を与えてくれる言葉がたくさんありました。

「名前は、親が子供に送る、はじめての手紙なのかもしれない。」(パイロット コーポレーション)
文具メーカーのコピーを読んで、「手で書くこと」の大切さを思い出したり。

「今日ドキドキしない人は、来月もドキドキしない人です。」(ロッテ )
2月、バレンタインの季節にドキリとする言葉を投げかけられたり。

「見事なサクラであればあるほど、長い冬の時間、耐えてきたことを思うのでした。」(東海旅客鉄道)
3月、咲きはじめた桜が去年とは違って見えるようになったり。

「死にたいと思えるうちは、まだ生きている。」(浄土宗 西林寺)
本当につらいとき、一筋の光となったり。
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ただ、素敵な言葉であるにもかかわらず、そのほとんどはある一定期間にしか掲載されません。しかも、見ることができるのは、広告が掲載された場所だけ。

そんな広告コピーの数々を一冊の本にして、いつでもどこでも、暮らしに身近な名言集として毎日読んでもらうことができたなら。忙しい日々の中に、大切なことを思い出せる時間がすこしでも増えるかもしれない。そんなことを思って、この本をつくらせていただきました。

今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。
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1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人への誕生日プレゼントにぴったりの本です。
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<こだわりの仕様>

・カバーには365日分の日付がすべて記載されています。プレゼントされる際は、帯を外し、相手の方の誕生日や、贈りたい言葉の日付に印をつけることで、「世界に1つのカバー」としてお贈りいただくことができます。

・本文用紙は1ヶ月ごとに色が変わる12色の色紙になっています。季節感ある読書体験をお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 一度さらっと読んだ後、
    会社のデスクに置いて、毎朝占いのように1ページだけ開いて楽しんでいます。

    「辛い恋なら逃げちゃいなさい。
    どこへ走っても未来だから。」
    悩み事がある後輩が開いたページ…
    う~ん、逃げるのかぁ。
    まあ、それもいいかもね。

    • Manideさん
      ゆのさん、おはようございます。

      面白いですね。
      365日分は続けるの大変そうだけど(笑)

      どこへ走っても未来だからって、
      どう捉えればい...
      ゆのさん、おはようございます。

      面白いですね。
      365日分は続けるの大変そうだけど(笑)

      どこへ走っても未来だからって、
      どう捉えればいいのか、よくわからないフレーズだけど、ホッとする感じでいいですね。
      2025/03/23
    • ゆの33さん
      Manideさん、コメントに気付かず、ごめんなさい!

      この本、後輩が持ち帰ったままなので、365日続けずに済みそうです、笑。

      そ...
      Manideさん、コメントに気付かず、ごめんなさい!

      この本、後輩が持ち帰ったままなので、365日続けずに済みそうです、笑。

      そうですね、「どこへ走っても未来」って、よく分からないフレーズですよね。
      逃げるも良し、戻るも良し、自分の思い次第で明るい未来になるよ!
      ってことかな?と勝手に解釈しています・・・
      2025/03/30
  • 365日分の広告コピー集。

    ドキッとする広告
    ププッと笑える広告
    ジーンとする広告
    ハッとする広告

    短いからこそできる熱量がすごい!

    ぜひ〜

  • 今月始めに、書店へ行った。
    すると話題の書籍に混ざり、この本が平積みされていた。
    なんと平積みである。

    …えっ、平積み?!
    そう、平積み、平積みなんですよ!!!?

    なぜこんなにもしつこく驚いたかというと、この本の初版が2017年だったから。
    出版されてから5年も経っているこの本が、新刊書に混ざって平積みされている…
    それだけこの本は、書店にとっても売りたい本であるし、手にとってほしいとおもわれている本なのだ。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    この本にはタイトル通り、「365日」分の広告コピーが収録されている。

    12か月ごとに色分けされたカラーページ。
    そして、ひとつの日付にひとつの広告コピー。
    どこから開いてもいいし、どこで閉じてもいい。
    いつ開いてもいいし、いつ閉じてもいい。
    そして「これはわたしのことだ…」とおもえる広告コピーに、必ずや出会える。

    それが「毎日読みたい365日の広告コピー」という本である。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    先ほどわたしは1ページに1コピーと書いたが、実は1ページに1コピー以上のページがある。
    それはページ下のコメントに、シリーズ化されている他のコピーが紹介されていることがあるからだ。
    その小さな文字でそっと紹介されているコピーもまた、心に響くものが多い。
    「365日、365本の広告コピー」どころか「実は365本以上の広告コピー」に触れることができてしまう…
    なんとも贅沢、なんとも素敵ではないか。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    すべての広告コピーに使われている言葉は、「わかる」言葉だ。
    日常のいたるところで聞いたり見たり読んだりする、ありふれた、「わかる」言葉たち。
    なのに、こんなにもハッとする。
    ハッと、させられている。

    自分にも書けそう…と錯覚してしまうけれど、でもやっぱり書けない。
    これこそがプロの技なのだと、しみじみおもう。

    また、どの広告コピーが響いたか、逆に響かなかったかで、いまの自分のこころがこの本に見透かされてしまっているような、そんな気持ちにもなる。
    響いたコピーにはきっと、いまの自分が大事にしたいものが詰まっているし、逆に響かなかったものには、自分がさよならしたい価値観が詰まっている。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    「がんばっているときって、
    不摂生なとき。」(9/3ページ)

    がんばれって簡単に言ってしまうけれど、それって「極限まで自分に無理させて無茶させて成し遂げろよ!!」と言っているってことなんだ。
    そうおもうと「がんばれ」って、「頑張れ」って、気軽に言っていい言葉じゃなかったんだ…と気づく。

    「先生は『がんばろう』を
    言い換える名人であってほしい。」(10/5ページ)

    先生だけじゃなくオトナは全員が、「がんばろう」を言い換える名人でなきゃ、本当はいけないのだとおもう。

    「会社人間 なんて人間、
    いるわけが ないじゃないですか。」(5/1ページ)

    ずっとずっとがんばって、自分を超えてがんばりすぎて、それが当たり前になって、自分を無くしてしまう前に、自分をまず変える。
    変えなきゃあかんのや、とおもう。

  • 1月1日から12月31日まで、その時々の季節に合った広告コピーが載っているのだけど、とても良かった。
    まるで映画のワンシーンを見てるかのように、短い言葉から色々な感情や情景があふれてきて、一つ一つゆっくりと、かみしめるように読んだ。

    言葉っていいな、日常っていいな。明日も頑張ろう!

    • 村上マシュマロさん
      おはようございます、そよ子さん。
      感想を拝読させて頂いて、とても良い作品に出会えたのだなぁと思いました。恐縮ながら、私もいつの日か読んでみた...
      おはようございます、そよ子さん。
      感想を拝読させて頂いて、とても良い作品に出会えたのだなぁと思いました。恐縮ながら、私もいつの日か読んでみたいと思いました。
      そよ子さんの感想の最後のフレーズが、印象的で読んでいる私もがそう思えてきます。
      明日も頑張ろう!
      ワンフレーズお借りしました(^_-)
      ありがとうございます(^ ^)
      2023/03/26
    • そよ子さん
      村上マシュマロさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。
      感想を読んで頂いて、嬉しいです。
      短い言葉なのに、心に響くものが多く、今もパ...
      村上マシュマロさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。
      感想を読んで頂いて、嬉しいです。
      短い言葉なのに、心に響くものが多く、今もパラパラとページをめくりながら余韻に浸っています。
      今日も明日も、一瞬一瞬を大切にしたくなる一冊です。
      また機会があったら、ぜひ読んでみてください!
      2023/03/26
  • 一年の月ごとに、淡い色で構成されておりカラフルでとても綺麗な本でした。

    特に印象に残ったキャッチコピーは、手紙に関連したものでした。
    例えば、
    『手紙なら、不器用さも、武器になる』
    『手間がかかることを知っているから、手紙は、もらうとうれしい』
    『手紙を書くのにかかった時間は、その人を想っている時間』

    これらをみて、自分は今まで手紙をどれくらい書いたことがあるのか思い出してみました。
    記憶に残っている範囲では、
    学校を病気で休んだ友達へ、
    当時付き合っていた彼女へ、
    習い事でお世話になった先生へ、
    ファンレター。

    大人になってからは、ネイビーブラックのインクの万年筆で認めました。
    自分が書いた手紙は、不器用ながらでもちゃんと相手に伝わっていたのだろうか。
    なんだかしみじみしてしまいました。

    キャッチコピーの補足の内容も面白いのがたくさんありました。
    例えば、ピアノの鍵盤は昔は色が逆だったとか、失恋休暇というユニークな会社があるとか、5月9日は告白の日とされていて男性から女性に告白するチャンスとか。

    とても読みやすく、癒される本でした。

  • 夢は、口に出すと強い。1/2

    苦しいときが、伸びるとき。 1/14

    今日ドキドキしない人は、来月もドキドキしない人です。 2/14

    人生も映画も巻き戻せないからおもしろい。4/16

    人は人の傘になれる。6/11

    人の想いは見えるものではなく、気づくものでした。8/26

    逆風も、逆から見れば順風だよね。9/10

    あきらめが、人を殺す。10/24

    あったらいい、と思う機能は、なくてもいい機能だったりする。11/12

    傷つかない生き方よりも、再生するつよさが欲しい。
    11/14

    嫌々働くほど、人生は長くない。11/23

    ママが映画館に通える国ってすてきでしょ?12/1

    人生は選択の連続だ。当細なことから、一生を左右するような大きなことまで。自分で選んできたものの積み重ねでわたしの心はできている。わたしのからだはできている。わたしは、わたしらしくいられる。選んできたものが、わたし。12/18


    カラフルで素敵な言葉がぎゅっと詰まっていて素晴らしい

  • 目から鱗というより脳から鱗

    素敵な言葉がたくさん載っています

    広告のキャッチコピーを考える人って本当にセンスがありますね

    同じことを伝えるでも、こんな風に伝えたら、より深く伝わるなーとか、短い言葉に含まれた今を考えたり、逆に少し考えないとよくわからないけど、わかったときの驚きや喜びがあるコピーなど、本当におもしろいです

    どうしたらこんな素敵な言葉が思いつくんでしょう?

    ぜひ一度読んでみてください

  • エッセイじゃないけどこれ以上カテゴリ増やしたくないのでとりあえずエッセイに分類しました。増やすとすればなんていうカテゴリにすればいいんだろ?わからない。
    書店に並んでいるのを手に取ってペラペラっとめくっていたら、うっかりいくつかのフレーズで泣いてしまったのでそのまま購入~。
    読み終わったら父の日のプレゼントに使いまわそうかと思って(笑)。
    全頁カラー(虹色)で本の作りそのものが素敵。タイトル通り、いろいろな広告コピーを時節に合わせて365日分紹介。下の方に小さく、何の会社のどんな広告なのか(新聞・ポスターなど)解説もついている。コピーライターさんの名前や広告会社も書いてある(電通がやたら多い)。
    どんな広告がぐっとくるかは人それぞれだと思うけど、やっぱり親子関係を扱ったものや、就職や結婚などで人生の新たな一歩を踏み出そうとする若者に訴えかけるものが、私にもぐっとくる。2月15日の明治のチョコのキャッチコピー「人生が、ラブストーリーでありますように。」が、それだけではよくわからないんだけど、その下に小さく書いてあるストーリーを読んで、泣けた~。
    他にも1~数行で泣ける言葉がたくさん。くすっと笑える言葉も。

    しかし、やたらコピーライターの所属が電通が多くて、電通と言えば過労自殺された方がいる、というイメージが払拭しきれないため、この素晴らしいキャッチコピーを作るために、データ分析したりとか、ものすごい過酷な労働を強いられた人がいるのかな…と思うと何とも言えない気持ちになるのは私だけでしょうか?もちろん電通という会社さんの事業内容や、亡くなった方がどのような仕事を受け持たれていたのか詳しく調べたわけではなく、ニュースなどから抱いた私の印象だけなのですが。まつりさんのご冥福をお祈りいたします。

  • 職場を離れることになったときに、いただいた本。センスいいなぁと思い印象的な餞別でした。

    なんとなく手持ち無沙汰なときやちょっと元気が出ないときにパラパラと読んでいます。
    背中を押してくれるような前向きなキャッチコピーから、今の時代だと問題になるのでは?!と感じるような少し攻めた言葉など、多種多様でおもしろいです。

  • 365日
    1日ひとつの広告コピーが書かれている一冊

    図書館で借りたので
    さっと読んでしまったのがもったいない。

    日めくりカレンダーみたいに
    1日ひとつの言葉を
    じっくりと楽しみたいなと
    思った一冊でした


    こういうコピーを
    改めてじっくり見ると
    面白いですね

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