【NHKあさイチで紹介】マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう

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  • ライツ社
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感想 : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909044297

作品紹介・あらすじ

「澤田さんには、目の見えない息子がいる。僕はそれを、うらやましいとさえ思った。」
佐渡島 庸平氏(コルク代表)

日本テレビ「シューイチ」、NHK「おはよう日本」などにたびたび出演。SDGsクリエイティブ総責任者ヤーコブ・トロールベック氏との対談をはじめ、各界が注目する「福祉の世界で活躍するコピーライター」澤田智洋。
苦手、できないこと、障害、コンプレックス=人はみな、なにかの弱者・マイノリティ。
「弱さ」を起点にさまざまな社会課題を解決する仕掛け人が、その仕事の全貌をはじめて書き下ろす。

・福祉器具である義足をファッションアイテムに捉え直した「切断ヴィーナスショー」
・視覚障害者の「足」と寝たきりの人の「目」を交換する「ボディシェアリングロボットNIN_NIN」
・過疎化地域への移住を劇的に促進させたPRプロジェクト「高知家」
・ユナイテッドアローズと立ち上げた、ひとりの悩みから新しい服をつくるレーベル「041」
・運動音痴でも日本代表選手に勝てる「ゆるスポーツ」etc…

【すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」】
あなたが持つマイノリティ性=「苦手」や「できないこと」や「障害」や「コンプレックス」は、克服しなければならないものではなく、生かせるものだ。
弱さを受け入れ、社会に投じ、だれかの強さと組み合わせる──。
これがマイノリティデザインの考え方です。そして、ここからしか生まれない未来があります。
この考え方と実践方法を、僕と同じクリエイターに、そしてすべての働く人たちに共有したい。

感想・レビュー・書評

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  • ポジティブ思考のプロ。

    今の社会にある、常識的な価値観を180度回転させてプラスにしてしまう。

    そして、それを現実に実行してしまう。

    すごい。素晴らしいです。

    はからずも、コピーライティングの価値、つまり言葉の使い方によって見せ方を工夫することの大切さを感じました。

    すべての弱さは、社会の伸びしろ。


    PPPPP:ピンチ、フィロソフィー、プラットフォーム、ピクチャー、プロトタイプ

    ピンチを見つける。解決するための価値観、合言葉。たとえば「ゆるスポーツ」という長期的かつ広い視野で受けることができる、プラットフォーム。別の領域にも展開できるような、持続可能な計画を描くピクチャー。そして、速攻でプロトタイプ、お試し品をつくること。

    プラットフォーム。大事。すごく。きっと。

  • 本屋で見て気になっていたところ、図書館で借りることができたので読んでみました。パラリンピックがもうすぐ開催されますが、それとはまた少し違う視点で、マイノリティが捉えられているのが面白かったです。学校教育の影響からか、人は自分の弱点を克服しようとしがちですが、もう今は弱点を生かす時代に変わってきているのだと思いました。そしてその"生かし方"をデザインすることが、マイノリティデザインの第一歩であると感じました。

  • コピーライターの澤田さんが、お子さんの視覚障害をきっかけに自らの仕事を見つめ直し、新しい視座を持つに至った、ビジネス書の棚にありながら、自伝のような小説のような本でした。すべての仕事の起点を“マイノリティ”に置く。視覚障害同様に、自らにも“スポーツ音痴”というマイノリティがあるじゃないか、と。面白いのは、スポーツ音痴を“スポーツ弱者”と置き換えたこと。そこから「切断ビーナスショー」や「ゆるスポーツ」につながっていく。ダイバシティを超えて、誰もが見捨てられないインクルーシブな時代にあって、澤田さんの動きは、それこそ“マジョリティ”になっていくのかもしれないと思った。学んだのは、お子さんの障害で落ち込んだときに、たくさんの視覚障害の方や福祉の方の話を聞いた、というところ。もうひとつ、これからはキャッチコピーでなく“キャッチ概念”を生み出すのがコピーライターの仕事、というところ。専門性に特化した話だけれど、汎用性のある話だと思った。

  • 時々でてくる広告代理店のイケイケの人っぽさに、苦手意識を感じてしまいつつも、本としては素晴らしー!

  • 広告代理店のコピーライターである筆者が、目の見えない息子が産まれたことをきっかけに、福祉の世界に入って、新しい価値観、仕事観を作り上げていく話。
    弱さを生かせる社会を息子に残したい、走馬灯に流れる仕事をしたい、という筆者の考えにグッときた。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053170

  • 「みえない。 そんだけ。」 ブラインドサッカー世界選手権
     視覚障害の息子をきっかけに 
     強いものを強く から 弱いものを強くするへ

    NIN_NIN
     視覚障害者の肩に載せる忍者風カメラ
     視覚と言葉は正常な障害者が視力をシェアする ボディシェアリング

    041 All For One :マス(だれか)ではなくひとり(あなた)のために
     メガネが開発されるまで目の悪い人は障害者だった。今やメガネは個性。

    ゆるスポーツ :スポーツ弱者をなくす
     強い、速い、高い 以外の勝ち方

    生態系をつくる
     PPPPP  
      ピンチ フィロソフィー プラットフォーム ピクチャー プロトタイプ
     あいうえお
      遊び 怒り 疑い エール 驚き
       遊び=役に立たないが愛されるポイント
     リーダシップのある言葉

    広告会社
     アウトサイダー(部外者)
     コンセプトをつくる技術(魅力の第一発見者)
     星座力 (星を線でつなぐ者)

  • なんらかの "弱さ" を抱えるマイノリティの方々。
    そうした方々が輝ける場が、多様性を認める傾向にある今、どんどん増えている現状を感じることができました。

    その多くは当事者の方だけでなく、その方のご家族が発起人となっています。

    この著者もその1人です。

    そばにいるからこそ、伝えたい想い、応えたい想いがあるのかなと思います。


    それをいうと、理学療法士も比較的当事者からの声を直接きくことの多い職種です。

    今のところ、リハビリテーションというものは、
    当事者の方々を『今存在する社会』に当てはめることが多い。
    なので、そのリアルな声に応えて『その方が存在できる社会』を生み出す理学療法士が、これから出てくると面白いなと思いました。

    生活期に携わる理学療法士におすすめです!

  • [NDC]369.04
    [情報入手先]
    [テーマ] でーれーBOOKS2022/エントリー作品

  • 面白かったです。
    凝り固まった自分の中の"常識"を変える。
    自分の生活や仕事にも生かしたいです。
    ゆるスポーツ やってみたい!

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著者プロフィール

コピーライター / 世界ゆるスポーツ協会代表理事

1981年生まれ。言葉とスポーツと福祉が専門。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳で帰国。2004年、広告代理店入社。アミューズメントメディア総合学院、映画「ダークナイト・ライジング」、高知県などのコピーを手掛ける。 2015年にだれもが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。これまで80以上の新しいスポーツを開発し、10万人以上が体験。また、一般社団法人障害攻略課理事として、ひとりを起点に服を開発する「041 FASHION」、ボディシェアリングロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスを推進。著書に『ガチガチの世界をゆるめる』(百万年書房)がある。

「2021年 『マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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