スマホ社会が生み出す有害電磁波デジタル毒 医者が教える健康リスクと超回復法

著者 :
  • ユサブル
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909249340

作品紹介・あらすじ

世界的に健康被害が広がっている有害電磁波「デジタル毒」。
欧米では脳腫瘍や白血病を始めとしたがん関連、不整脈、記憶障害、発達障害などとの関連も指摘されています。しかし日本では規制基準値の緩さからその健康への悪影響はほとんど報道されていません。今、診察の現場では薬や食生活の改善では解決しない原因不明の症状が増えているのです。
具体的には「不整脈」「頭痛」「めまい」「肩こり」「慢性疲労」「睡眠障害」「記憶障害」「発達障害」「認知症」その他の体調不良が報告されています。これらの症状はすべて「デジタル毒(有害電磁波)」が原因である可能性があるのです。海外の統計を見ると、2000年代後半以降スマホが本格的に普及し始めてから、市街での電磁波の量が安全とされている0.6V/mを超え、許容量の数倍の数値となっています。
本書では医者である著者が医療の現場で指導している具体的な「デジタル毒」対策についてわかりやすく説明しています。いまや、私たちはスマホを始めとした高度なデジタル製品と共存していかなくてはならない世界に住んでいます。そのような社会で、家庭でできる対策法をを実践し、少しでもその悪影響を減らすために非常に役に立つ1冊です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内山葉子 


    欧米では「デジタルメンチア」(デジタルによる認知症つまり記憶障害

    電磁波とは、空気中を流れる電気エネルギーと磁気エネルギーの波のこと

    電場~プラスの電気をおびたものとマイナスの電気が帯びたものが引き合う力が働きできた空間のこと

    電場に電圧がかかると電流が発生し、電流が流れると磁場が発生する

    磁場はS極とN極があり、磁場に電流が発生するとそこに電場ができ~と磁場と電場が相互に作用しているエネルギー波を電磁波と呼ぶ

    電磁波の性質は周波数で表される
    単位はヘルツ

    波長が短い 周波数高い
    波長が長い 周波数低い

    電離~電解質が水に溶けて、陽イオンと陰イオンに分かれること イオン化

    電離する電磁波だけが有害だと思われていたが、電離しないものも影響があるらしい
    細胞の中を分解してしまうらしい

    デジタル毒~電磁波と呼ばずにこう呼ぶのは、電磁波の中にも害ではないものもあるから

    デジタル毒が体に及ぼす害
    ①静電気
    血流が悪くする
    皮膚表面がマイナス荷電しているから血球がくっつかずに流れているのに、静電気により皮膚表面がプラス化すると血球が皮膚表面に近づき流れにくくなる
    乾燥、かゆみ、むくみ、頭痛

    ②ブルーライト
    紫外線に含まれる昼間の光。
    ブルーライトが目から視床へ入り、松果体からメラトニンというホルモンを出す
    昼間のセロトニン
    夜間のメラトニンが出ると好循環
    一日中昼間の光が入ってくると認識されるため、体内リズムが狂う

    もの活性酸素を作り視力低下、眼精疲労を起こす
    ブルーライトはメラトニンの分泌を抑えてしまう

    ③電磁波低周波と高周波
    ホルモンへの影響
    血中のコルチゾルという副腎皮質ホルモンが上昇し、血統が上がりやすくなり、糖尿病発症リスクが高くなる
    酸化ストレスがあがる
    生殖器への影響
    電気信号によって動いている細胞への影響
    細胞内へのDNAへの影響

    酸化ストレス(フリーラジカル=活性酸素の増加)
    デジタル毒が活性酸素を産生すると免疫機能が異物として認識して体内誤作動

    炎症の惹起
    デジタル毒が得印象反応を起こす転写因子を増やす
    細胞からでるサイトカインという炎症を引き起こす
    慢性的な炎症はデジタル毒の影響かも

    遺伝子への影響
    ミトコンドリアの代謝障害

    ミトコンドリアは細胞内に存在しエネルギーを産生する有用な器官
    人のDNAは
    1~細胞の核内にあるDNA
    2~ミトコンドリア内にある核

    腸内細菌叢への影響
    腸内細菌叢(腸内フローラ)にも影響を及ぼす
    腸内細菌叢は善玉菌2割、悪玉菌1割と日和見菌7割が存在しバランスをとっている
    その一部が真菌(カビ)が存在するが、比率は1%程度で調和されているが、電磁波存在下ではカビが成長し増えてしまう

    デジタル毒はたまる

    デジタル中毒
    反応が早いものほど中毒性がある
    会の感情委、意欲にかかわる神経伝達物質でもあるドーパミンが増えるから

    向精神薬や暴力的なゲームは人から情緒を奪う、無感情



    ★血流の低下
    ★神経細胞への問題
    ★シナプス形成のトラブル
    ★ホルモンバランスの異常
    ★NMDA受動態への影響

    日本小児科学会の考える悪影響
    ①体力の低下
    ②睡眠不足
    ③視力低下
    ④学力低下
    ⑤コミュニケーション能力低下
    ⑥脳機能へのダメージ

    日本小児科学会 子どもとメディア委員会
    https://www.jpa-web.org/about/organization_chart/cm_committee.html

    自宅のデジタル毒ばく露を減らす方法
    1携帯は飛行機モード、寝室に入れない
    頭の上に置かない
    2今セイントから離れた位置で寝る
    3夜10時以降はLED、テレビ画面、パソコン、携帯をみるのをやめる
    4夜間はWifiルーターのスイッチを切る
    5使っていない家電のコンセントを抜く
    6無線機能を有線にきりかえる
    7ブルートゥースやWIFI機能は使わない
    8携帯電話はスピーカー機能を使い体から離す
    9携帯はポケットに入れない
    10ブルーライトカットのサングラスの使用、携帯はスティック操作で
    11身に着けるタイプの電子機器、電気カーペット、電気毛布はやめる

    デジタル毒に負けない体つくり)デジタルレジリエンス)
    食品添加物、有害金属は体に悪い
    有害物質には5つの有害作用がある
    1酵素の働きを阻害
    2ホルモンに与える悪影響
    成長ホルモンと代謝機能ホルモン(甲状腺刺激ホルモン)
    3腸内細菌叢へのダメージ
    4ミトコンドリア機能障害
    5自己免疫の異常

    避けるべき有害物質
    有害金属: 水銀、鉛、ヒ素、アルミニウム、カドミウム
    有害金属が体にあるとデジタル毒の影響を受けやすい

    農薬殺虫剤:グリホサート(除草剤)、ネオニコチノイド(殺虫剤)、イマザリル(防カビ剤)

    石油化学製品:揮発性有機溶剤(塗料、印刷インキ、接着剤、ガソリン、洗浄剤、シンナー、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル)
    BPA(ビスフェノールA)ブラスチックのパッケージ
    フタル酸エステル(プラスチック)、塩化ビニル、PVC
    食品添加物:化学調味料、人工甘味料、リン酸塩(ハムソーセージの結着剤、乳化剤)、着色料、発色剤、トランス脂肪酸(常温固形化の工業的油脂)

    ミネラル(水)の補給


    体づくり
    ①体の炎症を改善する
    ②最大の解毒器官・肝臓と排泄をつかさどる器官・腎臓にやさしい生活を
    ③自然な食べ物をたべていく
    ④質の良い睡眠をとる
    ⑤運動する習慣
    ⑥汗をしっかりかく習慣
    ⑦デジタル毒レジリエンスを作るためのストレスケア

    肝臓に負担をかけない
    *有害金属をさける
    *飲酒控える、飲みすぎ
    *薬は控える
    *食べ過ぎ、便秘
    *苦みのある食べ物を積極的にとり、胆汁の分泌を促し肝臓を保護
    *ミルクシスルやうこんなどのハーブを取る、解毒を助ける

    腎臓を大切にする
    水分補給
    酸素を取り込む
    ストレス避ける
    酸性食品を避け、アルカリ性食品をとる
    薬を避ける
    有害金属を避ける
    生活習慣病の改善

    自然な食べ物を食べる
    *生でとる
    *健康な土壌で育ったものを(ミネラル含有
    *微生物を含む食品をとる(腸内細菌の活性化
    *脂溶性ビタミンをとる(免疫力高める

  • スマホ・5Gにおける有害電磁波のリスクについて語られた一冊(著者は医師の内山葉子さん)。電磁波については、世界的には規制している国は多いのだが、日本では規制という規制は行われていないのが現状。携帯電話が進化するにつれて通信速度も上がりデータ通信量も増えてきて、最近はIoTの進化もあり、家の中も電磁波だらけ。本書では電子機器から発生する電磁波の影響を受けないための過ごし方だったり、身体づくり、習慣が語られる。

  • スマホをはじめとするデジタル機器が人体に与える影響を具体例とともに解説する本。

    日本では経済を優先するせいかあまり議論になっていないが、欧州では30年以上前から電磁波の研究がなされ、電磁波によって白血病や脳腫瘍が引き起こされることが分かっている。

    このような、人体に有害な電磁波を著者は「デジタル毒」といっている(すべての電磁波が人体に悪影響を及ぼすわけではないため)。

    また、国際がん研究機関(IARC)は2002年に低周波電磁波の発がん性を認めた。

    さらにフランス、ロシア、イギリスでは妊婦や16歳以下の子どもの携帯電話使用を制限するよう勧告し、環境規制についても細かく厳しく規制しているが、日本では国の危機感がなく、自分自身で防御するしか方法はない。

    著者も、研修医時代に送電線(高圧線)の下や近くに住んでいる人に白血病を患う人が多いことが分かり、それをきっかけに電磁波と病気の関係について研究するようになった。

    その成果をまとめたのが、本書である。

    ①デジタル毒を発するもの
     スマホ、電子レンジ、電線、テレビ、高圧線、パソコン、Wi-Fiルーター、ワイヤレス機器(bluetooth)、冷蔵庫、電車、自動車などすべての電子機器
     →つまり、我々はデジタル毒に囲まれて暮らしている

    ②デジタル毒が及ぼす人体への影響
     ・冷え性
     ・皮膚の乾燥
     ・鼻炎やアレルギー
     ・かゆみの原因や湿疹の原因
     ・肩こり、むくみ、頭痛や体の痛み(血流が滞ることによる酸素欠乏が原因)
     ・ホルモンへの影響
      自律神経の乱れ、急激な眠気、空腹時のイライラや手の震え、不安感や緊張感、腹痛、抑うつ、免疫の低下、性欲減退、不妊、月経不順、疲労、集中力の低下

    ③デジタル毒対策
     ・Wi-Fiルーターは夜間はオフにする
     ・デバイス等はなるべく有線に切り替える(bluetoothはよくない)
     ・携帯電話を安全に使用する(通話時はハンズフリーなどにし、なるべく携帯を頭に近づけない、寝るときや普段でもなるべく飛行機モードにする)
     ・カバーなどでノイズを解消する電磁波対策グッズを使用する
     ・使っていないコンセントは抜く、こまめに電源を切る
     ・電磁波を発生させるスプリング式や金属を使用しているベッドは使わない
     ・自宅はオール電化にしない
     ・コンセントからできるだけ離れた位置で寝る
     ・体へのダメージが大きいので、携帯はポケットには絶対にいれない
     ・電磁波は距離が近いほど影響が大きいので、身につけるタイプの電子機器や電気カーペット・電気毛布は使用しない

    ④デジタル毒に負けない体を作る
     ・グリホサートは、「ラウンドアップ」という商品名でホームセンターでも買える除草剤だが、これには発がん性があるので危険
     ・スーパーなどで安く売られているソーセージには発色剤として「亜硝酸ナトリウム」(非常に毒性が強い)やリン酸塩(添加物)が使われているので危険
     ・乳製品に含まれるα(アルファ)型カゼインという物質がアレルゲンとなりやすく全身の炎症やアレルギーの原因となる
     ・化学調味料、人工甘味料、トランス脂肪酸(保存しやすく扱いやすくするために植物油などに水素を添加して常温固形化する課程で生成された工業的油脂、ショートニングやマーガリンなどで使われ、多くの欧米諸国では使用が禁止されている)なども体に炎症を起こす化学物質が多く入っている

    このように、我々はデジタル毒や健康によくない加工食品などに囲まれて日常生活を送っている。

    これらは一見、便利なものなので、つい無意識に使ってしまっているが、著者によればこれが人体に悪影響を及ぼしているという。

    とはいえ、これらを全く使わない生活ができるかといえば、それは極めて困難であろう。

    だとすれば、何が危険かを並列的に列挙するだけではなく、危険度の観点から特に優先すべきものなどランク分けして書いてくれていたら、より実用的であったと思う。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

内山 葉子(うちやま ようこ)
葉子クリニック院長
医学博士、総合内科専門医、腎臓内科専門医、ホメオパシー専門医。
関西医科大学卒業後、大学病院・総合病院で循環器・腎臓内科・内分泌を専門に臨床・研究を行った後、福岡県北九州市で葉子クリニックを開設。
現在は、福岡県北九州市で自然医療や漢方・機能性食品などの補完・代替医療と西洋医学、こころのケアなどを統合的に行い、患者さんを全人的にみる医療で難治性の疾患の診療を日々行っている。
著書に『子どもの病気は食事で治す』『毒だらけ』(以上評言社)、『パンと牛乳は今すぐやめなさい』『おなかのカビが病気の原因だった』『健康情報のウソに惑わされないで!』(以上マキノ出版)『デジタル毒』(ユサブル)などがある。

「2021年 『子どもの病気は未然に防ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内山葉子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
メンタリストDa...
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×