世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

  • 寿郎社
3.62
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本棚登録 : 196
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909281296

作品紹介・あらすじ

ひきこもり歴35年の著者がネットを通じて知り合った世界13カ国のひきこもり当事者や支援たちにインタヴュー。いじめられた経験の有無や日々の暮らしと収入など、それぞれの「ひきこもり事情」を闇の中から掬い出し、世に知らしめた衝撃的な本です。

感想・レビュー・書評

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  • HIKIKOMORIという言葉がフランスでそのまま使われていることに驚き。

    日本では「扶養家族」があり、生活保護にしても、まずは「家族」が援助できないのか、という話になりますが、フランスは個人に対して国から手当が出る、というのも家族の負担がなくていいように思いました。

    日本社会は生きにくいと思うことも少なくないけれど、世界中どこでも社会に適応できない人はいるのだと、当たり前かもしれませんが、再認識。

    「フィリピンは外向的な人間が多いお国柄だから、そういう環境でひきこもりでいるのは難しいんだ」
    など、それぞれどの国の人も、その性格は国民性としてひとくくりにはできない、というのも、改めて気付かされました。

  • 「ひきこもり」と言ってもいろいろな人がいて、著者のような「そとこもり」もひきこもりの中に入るなら、ひきこもりよりひきこもりみたいな「普通の人」はたくさんいるような気がする。現在のネット上で世界中の人と繋がっている著者は、やはり「普通の人」よりひきこもりでないような気がする。
    コロナ禍でオンラインが対面と完全に同等と扱われるようになり、この先も今以上にずっと進んでいくなら、ひきこもりは標準となり、著者は先駆者ではないか。
    自分で書いていながら、そもそも「ひきこもり」の定義がわからなくなってきた。私の方がひきこもりのような気がする。

  • 想像はしていましたが
    これほど… とは
    「ひきこもり」
    絶対的少数者の人たちとして
    以前から 気になっている人たちです

    「ひきこもり」と自称されている
    何人かの人の手記は読んだことがありましたが
    どの人たちのものも「……」で
    最後まで読み終えたことはありませんでした

    著者の「ぼそっと」さんも
    書かれておられますが
    この時代(インターネットが普及した)だからこそ
    成り立った一冊ですね


    私(著者)が「ふつうの人むではなく、ひきこもりだからこそできたインタビューの数々である。インタビューと言えば聞こえはいいが、要するにひきこもり同士のおしゃべりにすぎない。     「あとがき」から

    確かに、おっしゃるとおりであるけれども
    その「おしゃべり」から
    実に いろいろなことを考えさせてもらった
    それも
    世界各国からの生身の人たちの対話であり
    「ひきこもり」という共通項であるがゆえの
    対話に 今の社会を考えさせられる
    さまざまなことを考えさせられました

  • いろんな人がいたけど、結局は他人のことはその人自身にしかわからないんだろうなってことで落ち着きました。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054763

  • ひきこもるのは人生の選択であって悪ではないんですね

  • 題名はちょっとコミカルだが副題で中和し、中身を正確に、かつ適正に表している。引きこもりと言う言葉の印象がかなり変わった。と言うか知らな過ぎた。
    どうやら本当に世界中にいる様子だが、どんな社会であれ適応者と非適応者に別れるのは必然だと考えれば、不思議でも何でもない。
    色々と興味深く読めた。

  • 面白かった。選択としての引きこもり。生きている事の実感、働くこと。ふつうのひとがお金を稼ぐ事で自身の価値を見出すなら、お金に価値を感じない人間にとって価値を示す方法とは?人に言われるまま、世間に流されて身体を壊して働くよりも、賢い選択をした人たちとも言える。ひきこもりは一概に社会のせいとも、心のせいとも言えない。本人が納得できれば他人がとやかく悪いものと決めつけるものではない。

  • 367-B
    閲覧

  • 当事者だからこそ聞けた、世界各国のひきこもり当事者の言葉。自分ももう心はすでに予備軍となっている。国の発展や経済的理由だけではないということがよく分かった。

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著者プロフィール

1962年、横浜生まれ。東京都下在住。ひきこもり当事者や経験者の声を発信するメディア「ひきポス」の編集委員。
大学卒業を目前に控えた就職活動中にひきこもり始め、以後、形態をさまざまに変えながら断続的に35年ほどひきこもっている。
2017年、世界ひきこもり機構(GHO)を創設。近年は、長期化・高齢化したひきこもり当事者とともに、家族のための語らいの場「ひ老会」や「ひきこもり親子公開討論」を主催している。

「2020年 『世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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