等身の棋士

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 62
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909394019

作品紹介・あらすじ

藤井聡太、加藤一二三、羽生善治――

2017年、彼らがいた。




極限の状況で「最善」だけを探る。

高潔な棋士たちの群像を描く、

傑作・将棋ノンフィクション!!



棋士という二文字は「将棋を指す侍」を示している。…一六〇人いる棋士たちは皆、自らが信じた将棋という勝負において光り輝くために戦っている。日夜の研鑽を積み、策略を謀り、勝利という絶対を追い求めている。――本文より

感想・レビュー・書評

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  • 藤井旋風に沸く将棋界ですが、それぞれの棋士に様々な局面が立ちはだかります。印象に残った話は「過去との訣別」。駒の動かし方すら知らない私でも心動かされる内容です。

  • 将棋棋士の話。
    前作の「透明の棋士」よりだいぶ読みごたえがある。
    藤井聡太さんの話も多い。
    藤井さんについては、あちこちでさまざまな記事を目にしていたが、より近いところの人の記事は違う!
    他にも、加藤一二三さんの引退時の話とか、ニュースでも見たので、あの時かぁってにやにやしてしまう。
    その他、羽生さん、今泉さん…どの棋士の話も面白かった。
    前作では「透明の…」というくらいだから、北野さんご自身はあまり出したくなかったかもしれないが、今回は自身がかつてバスケをやっていて、ジョーダンが好きだったとか、ボブ・グリーンの著作への言及とか、自分の話が結構出てくる。
    それがとてもいい感じ。

  • 「繊細と無頼の間を」プレーオフを勝ち抜いて名人挑戦を決めた行方尚史八段の話
    「百折不撓 敗れざる者」57期王位戦最終局に敗れた木村一基八段が、再出発にと挑んだ順位戦B1での兄弟子丸山九段との対局の話
    の2作品が特に印象に残った。
    追記
    詰将棋カラオケを見てから、「果」を読み返す。これも印象深い話だった。

  • こうした棋士の素顔に迫るルポルタージュでは、やはり文章も内容も河口氏の「対局日誌」の方が一枚上ですが、既に鬼籍に入られたので、北野氏あたりにもっとがんばってほしいものですね。
    最近、立て続けに将棋関連のルポルタージュ本を出されているようですので、是非もっと頻繁に将棋会館に入り浸って棋士たちの日常をレポートしてほしいものです。
    たまに会ってインタビューという手法だけでは絶対得られない貴重なネタを発見できることでしょうし、将棋界にずっぽり入り込んだ人間にしか見せない表情や言葉が現場にはあるはずだからです。

  • 藤井くんについての羽生さんの評を聞いていると、藤井君は異世界転生者か、強くてニューゲームしてるんじゃないか、時間ループしてるんじゃないか説が出てきてもおかしくない感じがします。もしくは後ろに佐為がいるか…。
    若いということは将棋を覚えてからの時間が短いということ、当然経験も知識もまだまだ少ないはず…なのに。
    まるでファンタジーのようです。

  • 北野さんの暑過ぎる&たまに私的というより詩的な文章が大好きです。今回も、北野節炸裂でした。
    棋士への愛とリスペクトがダダ漏れで、読んでいてこちらも熱くなる記事の数々。
    88マスの勝負の世界で全力で戦い続ける棋士の生き様に、ただただ圧倒されます。一気読み必至!

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著者プロフィール

1980年、石川県生まれ。学習院大学在学時に雑誌『SWITCH』で編集を学び、2002年に報知新聞社入社。以来、記者として編集局勤務。運動第一部読売巨人軍担当などを経て、文化社会部に在籍。2010年より主催棋戦の女流名人戦を担当。2014年、NHK将棋講座テキスト「第63回NHK杯テレビ将棋トーナメント準々決勝 丸山忠久九段 対 三浦弘行九段『疾駆する馬』」で第26回将棋ペンクラブ大賞観戦記部門大賞受賞。著書に『透明の棋士』(ミシマ社)がある。

「2017年 『等身の棋士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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