- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909394187
作品紹介・あらすじ
もう、国(国家)に頼らない。
仕事、セクハラ、介護、家族の問題から心の病、世界平和まで…
「イスラムの知恵」が問題だらけの日本を救う!
イスラム地域研究者の内藤正典先生と、イスラム法学者でムスリムの中田考先生が語り合う、イスラムの効用。
・お金も能力もあればあるほど試練
・夫婦以外の男女は一対一でご飯を食べに行かない
・高齢者介護は家族全員で
・家族が犯罪を犯しても見捨てない
・病気は、来世の罰の前借り…etc.
世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代、こうした西洋でも東洋でもない第3の選択が“常識”になる!?
感想・レビュー・書評
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読んで損なし。
イスラムにも良し悪しはあるだろうが、参考として非ムスリムでも学ぶべきことがたくさん。
テロなどイスラムにマイナスイメージを持たせるような報道が多い中多くの人に読んでもらいたい本。
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トルコのエルドアンがイスラーム色を強めていることが、以前アヤソフィアのモスク化のニュースの時に挙がった時に、宗教色が強まることへの懸念を感じた。しかし中田さんの考えを読んで、国家がイスラームであることで社会が守られるメリットを実感することもでき、もちろんイスラームだから全肯定されるというわけではないが、やはりヨーロッパ的価値観だけなのも上手くいかないし、偏りすぎることの危険性を深く考えさせられた。
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/656947 -
国家や社会について考える機会がぐっと増えた現在に最適の一冊であった。
西欧社会視点から見たイスラムの表層だけでは不自由な社会(文化)なのかと思い込んでしまうが、「自由」に見える日本社会の方がよほど息苦しい。
その理由が腑に落ちて、息苦しさから避難する逃げ道を見つけるヒントになった。 -
イスラムというものに接したことがないのでなかなかに理解が難しい。。。ただ、本書でヨーロッパが移民によって相当な混迷状態に陥っていることがわかりました。
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これ、平易な文章で書かれているけれど、今の日本にとってすごく重要な本であると思う。子供にも読ませたい。
改めて自分はイスラムのことは何も知らない
西欧文明をなんとなく「よいもの」「先生」だと思っている
固定観念に凝り固まっているな
いろいろな考えがある
考えさせられる本だ -
就職氷河期でどん詰まりの自身にも「効く」言葉、響く文節がかなりありました。物事の捉え方は、生まれ育った環境や教育などでどんどん枠にはめられていくもの。時々、自分を俯瞰して、他の人は何を考えているんだろうと思う余裕があればいいですね。
先日観たインド映画「ガリーボーイ」の主人公がムンバイ在住のムスリム青年だったこともあり、イスラムの人たちってどういう存在なのかなと素朴な疑問が湧きました。インドはヒンドゥーだけでなく他にも多様な宗教があり、その中のひとつとしてイスラムがある。日本の多様化もこれから進むでしょうし、おとなりのイスラムも増えると感じる今日この頃です。 -
イスラム、効きました!