しあわせしりとり

著者 :
  • ミシマ社
3.59
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本棚登録 : 1220
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909394200

作品紹介・あらすじ

しあわせは、つながっていく!
子供の頃の思い出、見ることのない未来、こぼれ落ちる日々…
あんなこと、こんなことが、しりとりのように連鎖する

朝日新聞連載「オトナになった女子たちへ」に加筆・修正したエッセイと
3本の書き下ろしを再編成した、とっておきのエッセイ集。

友人らとしりとりをしながら歩いた。
しあわせなものしか言ってはいけない、名づけて「しあわせしりとり」である。
いろいろ出てきた。
「すいか」
と言った人もいた。(略)
その後、めりーごーらんど、どなるどだっく、くりすます、としあわせしりとりはつづき、この先の公園の桜がきれいだから寄っていこうよと、さらに歩いた。
いやな予感がした。――「しりとり散歩」より

感想・レビュー・書評

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  • 益田ミリさんの本選びに111108さんの本棚より題名が良かったのでお取り寄せ
    表紙は各エッセイのタイトルをしりとりで繋げたイラストになってます
    イラストは挿絵程度でしんみりする内容のエッセイ
    しあわせなものしか言ってはいけないしりとりは一人でもできそう
    ひらがなにも性格があるのではと感じたり、イニシャルに女も男もないというのは新発見
    蟻の行列に試練を与えるとかしちゃうよね、あたふた族や風邪で休むのがサボっているようで落ち着かない様子とか共感できた 
    お父様とのエピソードは涙腺がゆるむお年頃

    • 111108さん
      ベルガモットさん、こちらにもおじゃましますね。

      ちょっと内容忘れかけてましたが(笑)そうそう、普通大人が取るに足りないことを考えたりまじめ...
      ベルガモットさん、こちらにもおじゃましますね。

      ちょっと内容忘れかけてましたが(笑)そうそう、普通大人が取るに足りないことを考えたりまじめにやったりするのが新鮮でした。年齢重ねてから読むとまた違う印象受けるかもしれないですね。
      2022/09/25
    • ☆ベルガモット☆さん
      111108さん あらん、こんばんは!

      くたびれていたのでほっこりできました
      忘れかけていた遊び心がくすぐられました
      ありがとうご...
      111108さん あらん、こんばんは!

      くたびれていたのでほっこりできました
      忘れかけていた遊び心がくすぐられました
      ありがとうございます☆
      2022/09/25
  • ミリさんのエッセイはホッとします。ハウツー本を読んで「よしっ!明日から私も(๑•̀ㅂ•́)و」なんて鼻息荒いときに「まぁ、とりあえずお茶でも・・・」とばかりに

  • エッセイいろいろ。
    表題は、一番初めのエッセイの内容だけど、この本全体のタイトルも通しでしりとりになっているのが面白い。編集者さんが頑張ったそうな。

    著者らしいゆるさと日常の気付きや幸せに満ちた世界で癒された。

  • タイトルしりとり やや強引なところもあるけど面白い発想。
    「選ぶこと 選べないこと」「回転ずしどこへ」など楽しくよませてもらった。
    ミリさんの発想にはいつも感心します。
    そして5月2日の日記が好きだ。私もこんな発想出来たら楽しい人生なのにと思った。
    出来ないから ミリさんの本をよんで楽しませてもらってます。

  • タイトルがしりとりになっていて、日々の出来事や妄想がたくさん描かれたエッセイ。
    読み終わるのがもったいないと思うほど、クスッと笑えるものばかり。

    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
    いろんなことがある。
    いいことも、悪いことも。
    特に何もなかった日は、いい日に入れている。

  • 日常の何気ない出来事がとても愛おしくなる1冊。所々で「自分も同じ感覚になったことある!」ってなって、自分の過去を懐かしむこともできました。好きな人のイニシャルの話なんか特に。

  • 益田ミリさんが朝日新聞に隔週で連載する「オトナになった女子たちへ」(15年3月〜18年12月)と文藝春秋(17年7月号)に掲載の日記などを収録した本。

    ミリさんは、普段の何気ない生活を楽しむのが上手だと思う。疲れてぐったりした時にも、ミリさんのエッセイは読むと心がほっこり温かくなる。新幹線の車内販売ワゴンを自分好みのものに空想する(フルーツサンドは外せないそう)とか、夜道を自転車で走って三日月が出てるのを見て感じたこととか、帰り道に風が強くて民家の庭木がわさわさ揺れるのを見てきれいだと思い、それを「小学校の図書室で借りた物語みたいな夜だった」と表現したり。特別な出来事がなくても、感じ方次第で素敵になるのだなと分かる。

    まだまだ読んでいないミリさんの本があるので、これからも楽しみに読んでいきたい。

  • ちょっとした日常の出来事とその時の心情を綴ったエッセイなのに、これだけカラフルな文章になるなんて。
    作家さんてすごい。

  • ミリさんが私の空想や妄想を実際にやってくれてる感じがした。大人になっても子供みたいに遊んでもいいんだ。

  • 益田ミリさんの、ヌルッとした文章と絵がマッチしていて好きです。眺めているだけで癒されるし、そうだよねって思える

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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