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Amazon.co.jp ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784909424716
感想・レビュー・書評
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短い歌に暮らしを垣間見る…そんな気分になった。
素直な今の思いを歌にする、簡単なようでなかなか真似できるものでもないと思う。
その時々に感じた思い、そのまま歌にしているのだが、食べ物のことや会社でのこと、離婚のことや新しい⁇奥さんのこと、家でのあれこれ、実にたくさんの歌が楽しめた。
Ⅰ〜Ⅴまである。
Ⅰ 世の中のあれやこれや「を踏まへつつ適切に」われは生きてゆくなり
とても深い。そして気になる歌。
Ⅴ 発言のタイミングがまだ難しいLINEでつなぐ音声会議
まさにコロナ禍ど真ん中の歌。
何年か経つと、このような時期あったよねーって言うのだろうかと思ってしまった。
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30歳以上で会社勤め経験アリ、酒好きじゃないと楽しめないかも。でも、バッチリはまると、とても良いです。私はかなり気に入った歌が多かったですね。本当に日常を詠んであり、あとがきによると、2021年から2020年までの9年間、離婚と新たな伴侶の時期だそう。最後らへんコロナ入ってきて、しんみりしました。
みちのくの田酒のうすき黄を愛でてわれが〈わ〉と〈れ〉にほぐれゆきたり
一冊のチューブファイルを探すため書庫へ降りてゆくときの海
ふたりとも「田村」の判を押し終へて離婚届を折りたたみたり
まだわれの内のみにある焼きそばのイデアのために買ふ紅生姜
十五番出口から出て札幌の夏のひかりは白いなと思ふ
サワーなら半額ですと告げられてホッピーやめてサワーを頼む
やや重いエクセルを立ち上げるときCPUがふかき息はく
八重桜の並木を抜けて空を見る春はこんなにおだやかなのに
居酒屋に行けない日々はのっぺらぼう仕事に区切りがなかなか付かず
著者プロフィール
田村元の作品
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