古代史の研究

著者 :
  • 毎日ワンズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909447234

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  • 皇室を冒涜したとして昭和十五年に政府が発禁とした歴史学者・津田左右吉著『神代史の研究』『日本上代史研究』を再構成し、一冊に編集。『古事記』『日本書紀』中の記事の一々を史実か否か検証、資料に基づく科学的な推理で「十七条憲法は聖徳太子の作にあらず」など衝撃の結論へと導く日本古代史研究。
    『古事記』と『日本書紀』の虚構性を暴き、「天照大神は男」「神武東遷は別人」「憲法十七条は贋作」などと記述、このため大逆、不敬と攻撃され、政府が発禁にした歴史書!
    はじめにー神代と人代
    神代史の研究
    上代史の研究
    緒論
    百済に関する日本書紀の記載
    推古紀についての日本書紀の記載
    憲法17条について

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著者プロフィール

津田左右吉

歴史学者、思想史家。 岐阜生まれ。1891年東京専門学校(のちの早稲田大学)を卒業。満鉄調査部に入り白鳥庫吉の下で満洲(中国東北)・朝鮮の地理・歴史を研究。1918年から早稲田大学講師、のち教授。文献批判に基づき、記紀の神話が客観的史実でないことを論証し、実証的な日本、中国の古代史,思想史研究を開拓した。『文学に現はれたる我が国民思想の新研究』『神代史の新しい研究』『古事記及日本書紀の新研究』『日本上代史研究』『上代日本の社会及び思想』を著す。『日本上代史研究』などに関して皇室の尊厳を冒涜したとされ1940年、発売禁止処分を受け早大教授を辞職。1942年には出版法違反で禁錮3ヵ月、執行猶予2年の宣告を受けるが、1944年には免訴となった。ほかに『ニホン人の思想的態度』『津田左右吉全集』(33巻)などがある。1949年文化勲章を受章。

「2019年 『日本の皇室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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