断言2 あなたを変える本・世界を変える本 新教養主義書評集成 サイエンス・テクノロジー編 (ele-king books)

著者 :
  • Pヴァイン
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909483782

作品紹介・あらすじ

本当に読者の役に立つ書評――いい本はしっかりと褒め、ダメな本は徹底的に批判する。そんなシンプルな方針が支持された『断言 読むべき本・ダメな本』の続編として『サイエンス編』を刊行!

経済・ビジネス書に負けずとも劣らず玉石混交なサイエンス書の数々より、基本となる「科学する心」を大事にしつつ、環境・エネルギー問題などむやみに危機を煽るのではなく現実に即した冷静な視点で書評していきます

感想・レビュー・書評

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  • 断言も良い書評集だったけど続編のこちらも良い。

    書評集なのでどれだけ読ませたいと思わせるかが大事なのだが、バリバリ文系の私でも手を出してみたい本がたくさんあった。

    この人の書評は既に芸の域に達している。

  • 山形浩生さんの書評は間違いないね
    読んでいる範囲が広いから見当違いの書評が極めて少ない
    素晴らしい

  • 山形の書評はリスクを恐れず、断言するから面白い。正否は各人が判断することだが、結構打率は高いと思う。また、温暖化反対に見られるように、世論を気にしないところが良い。

  • あまり期待せず読んだが、これはかなりいい。
    まず著者の書評に対する姿勢に共感できる。いいところは褒め、悪いところは腐す、その判断基準もきちんと説明されており誠実。読後、「断言1」をすっ飛ばしたのが悔やまれました。
    まず、駄本として、「人脈づくりの科学」安田雪著。「人間関係を研究しているのに、コミュニケーション能力が皆無」「1文づつ段落変え、しかもつながりのない文章の羅列」「具体例を挙げるといいながら、出てくるのは例えばなし」「説明不足多数」そして、断定する。「バカかね」
    茂木健一郎「脳とクオリア」では、「何か実証されたわけでもなく、理論的なフレームが明確になるわけでもない。前の方で仮説だったものが、後半ではいつのまにか確立した原理扱いされるなど著者の根拠のない勝手な思いつきぶりは健在」ケンタウルス像を見て「私に語り掛けてくるものは何だろう。残念ながら、私は言葉にすることができない」という言葉には激怒。「ものを書く人間が言葉にできない、とか嬉しそうに言ってんじゃねえ。何で「脳と心」の本で、こんな駄作文を読ませられなきゃならないんだ」はもっともです。確かに、読んだことを後悔する本がありますよね。ダメ出しの「コメント」もさえてます。
    本当に気持ちのいいくらいの書きっぷりですよね。
    一方、ピンカー「人間の本性を考える」では、社会に蔓延している暴力や男女格差への「世間の常識」への批判の数々は一々うなづけます。
    また、他者の書評なのに、さりげなく竹内久美子(トンデモ本代表)や養老孟司(「バカの壁」なるものの正体は当人の説明能力不足)、中野信子(大平健訳「フロイト 新訳夢判断」を新聞書評でヨイショがすぎる謎を指摘)をなどを織り込んでくる確信犯振りも高評価です。
    さらに、東大後輩の書いた本では、「研究室も予算がきつくて云々という話が出てくるが、たかだか数百万円くらいならOBを頼りなさい。エンジニアは技術だけ見てればいいわけじゃない。プロジェクトをプレゼンして人を説得してお金を集めるのも大事な技能だよ」と先輩の優しさもみせます。
    書評は、最低限の基本情報とあとは料理人の腕次第。久々においしい料理を堪能させていただきました。

  • 過去の理系の書評集。
    ここに来るような本好きが、知らぬ世界の扉を開ける際の手助けをしてくれる本(と言って良いのか)。
    読む必要のなさそうな本を、歯に衣着せぬ文で教えてくれます。
    もちろん読むべき本も。

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著者プロフィール

山形 浩生(ヤマガタ ヒロオ)
評論家、翻訳家
評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書に『新教養主義宣言』『断言』『断言2』『経済のトリセツ』ほか。訳書にシラー『ナラティブ経済学』、ケインズ『超訳 ケインズ 「一般理論」』、ピケティ『21世紀の資本』、クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』、スノーデン『スノーデン 独白』、バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』、アカロフ&シラー『アニマルスピリット』『不道徳な見えざる手』、ハスケル&ウェストレイク『無形資産が経済を支配する』ほか多数。

「2021年 『21世紀のロンバード街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山形浩生の作品

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