ライトノベル・クロニクル2010-2021 (ele-king books)
- Pヴァイン (2021年3月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909483874
作品紹介・あらすじ
ラノベを読めば日本がわかる!
◆ラノベは311も貧困問題も直接的には描かなかった。にもかかわらずそれは時代を反映していた。マンガ、アニメ、ゲームへと派生して時代を彩ったヒット作は何を描いていたのか? 社会状況や読者の心情といかに呼応し、あるいはズレていたのか?
◆本丸たる文庫ラノベの市場規模は縮小する一方、ウェブ小説(なろう系)やボカロ小説を取り込み、ライト文芸などへと拡張しながら、単行本ラノベ市場も合わせればプラス成長だったこの10年。つねに「似たような作品ばかり出ている」とも揶揄されるが、10年前と今とではラノベは大きく様変わりしている。
◆SAO、魔法科、ログホラ、ビブリア、俺ガイル、薬屋、ノゲノラ、オバロ、Re:ゼロ、このすば、転スラ、ダンまち、のぶ、よう実、幼女戦記、ナイツマ、ゴブスレ、はめふら……
◆2010年から2021年までのベストセラー60作を一気に批評し、このジャンルに明るくない読者にも何が重要で、どこが論点なのかが伝わるよう示す。発表されるやいなやバズを引き起こした「ラノベの中学生離れ」論も所収。「現象」としてのラノベが映し出す、2010年代日本の姿とは──
(著者プロフィール)
飯田一史(いいだ・いちし)
マーケティング的視点と批評的観点からウェブ文化や出版産業、マンガなどについて取材・調査・執筆。単著『いま、子どもの本が売れる理由』『マンガ雑誌は死んだ』『ウェブ小説の衝撃』等。Yahoo!個人、リアルサウンドブック、現代ビジネス、新文化、日刊サイゾーなどに寄稿。
感想・レビュー・書評
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とにかく労作で、ここまでライトノベルを読んで評論を書くという行為をしたことが素晴らしい。内容はややネタバレ的な部分があるので注意が必要。
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