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- 本 ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909532312
作品紹介・あらすじ
女人高野」の名で知られる奈良県北東部の山寺・室生寺。土門拳は昭和 14 年に初めてこの地を訪れ、山峡に立ち並ぶ優美な堂塔や、平
安初期の木彫仏にすっかり魅せられます。ことに釈迦如来坐像を「この像くらい利口で頭のいい顔をした、天下一の美男の仏像はなかった」と絶賛し、戦中も戦後間もなくの物資のない時期にも、機材や米を背負って出かけ、撮影を続けました。これで撮り切ったとは思えず、いくらでも撮れると土門の写欲をそそった寺でした。本書には戦前から昭和 52 年までに撮影したモノクロームの名作と、その撮影時のスナップ、室生寺愛あふれるエッセイを収録します。
感想・レビュー・書評
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原田マハの『黒い絵』を読んで、土門拳の撮った釈迦如来坐像を見てみたくなって。
「仏像の良さを捉えようとする時、じーっと見ていると、胸をついてくるあるものがある。それを両手で抱えて、そのものを丸ごと端的に表すことを心掛けることが必要だ」の精神で撮られた仏像たちの迫力もすごかったが、室生川や、奥の院参道杉木立なんかの自然の迫力もすごくて、実際に歩いてみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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