注釈・考証・読解の方法: 国語国文学的思考

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  • 文学通信
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909658173

作品紹介・あらすじ

注釈していれば、知識は自然に増える。増えた知識は想像力を搔き立て、小難しい理論や七面倒な方法論にふりまわされなくて済む――。
昔の人の古典読書を追体験するために、心掛けるべきは何か。後進に伝える古典読解の方法!

「後進に伝える研究方法」をコンセプトに、古典の注釈・考証・読解の方法を伝える。国語学と国文学、あるいは中古、近世、近代など、世間で勝手に作りあげられたジャンルや文学史の壁を遠慮せず乗り越え、古典を読み解くにはどうすればいいのか。

先人に学びながら古典を読み解く術を、全四部「古典注釈を考える─ある誤読の歴史」「武家説話の読み方─室鳩巣の和文」「伝説考証の読み方─『広益俗説弁』の世界」「典籍解題を考える─モノを伝える」で伝えていく。対象とするものは、源氏、徒然、武家説話、考証随筆など幅広く、典籍解題の問題まで含めて論じる。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の学んだ研究室に在籍している。日頃先生に言われる「作品の時代に出かけていけ」「とにかく用例を出せ」ということばが何を意味するか、この本を読んで朧気ながら分かった気がする。
    学部生の国語国文学入門として必携である。ただし一定の知識を必要とし、また書誌学関連の話など情報量が多いため、なかなか骨の折れる本ではある。

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著者プロフィール

元佐賀大学教授 国語国文学
著書『注釈・考証・読解の方法』(文学通信 2019年)

「2023年 『和学知辺草【翻刻・注釈・現代語訳】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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