好古趣味の歴史: 江戸東京からたどる

制作 : 法政大学江戸東京研究センター 
  • 文学通信
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909658296

作品紹介・あらすじ

人はなぜ過去の記録を調べ、探し、記録するのか。
徳川家康の入府によって新興都市として発展した歴史の浅い江戸では、やがて過去のあらゆるものごとが関心の対象となってゆく。
さまざまな地名から、巷の物売り、名物、芸能、芝居、年中行事まで、往事の事物をめぐるスリリングな知的探究からは、ひと昔前の慕わしい江戸の土地と暮らしのすがたが浮かび上がっていった。
それはアイデンティティの確認として、作品世界の羅針盤として、新たな創作の起源として、ふたたび人々の生活に息づくようになる。
江戸、そして東京から好古の営みの歴史を繙いていく書。
執筆は、小林ふみ子・中丸宣明・神田正行・出口智之・大塚美保・真島 望・佐藤 悟・金 美眞・有澤知世・阿美古理恵・稲葉有祐・多田蔵人・合山林太郎・関口雄士。

【災害の多い日本列島で、この都市は、大地震や洪水、高潮にたびたび見舞われただけでなく、海外の大都市に較べると、木造建築が圧倒的多数を占めたために火災に対しても脆弱であった。しかも、さきに記したように歴史が比較的浅く、残すべきモノゴトが数百年のうちに集中していた。そのなかで記録、記憶・口碑、また残された事物を最大限に活用し、風俗や慣習に至るまですべてを書きとめ、あるいは再現しようとし、またそれらを生かして新たな世界を築きあげようとした、それが江戸東京流の記憶のとどめ方であったのではないか─そんな見通しのもとに本書を読みすすめていただきたい】はじめにより

著者プロフィール

法政大学教授。専門は日本近世文学。
主著に『へんちくりん江戸挿絵本』(集英社インターナショナル、2019年)、『大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』(岩波書店、2014年)、近年の論文に「文政期前後の風景画入狂歌本の出版とその改題・再印─浮世絵風景版画流行の前史として」(『浮世絵芸術』179号、2020年)、「狂歌に文芸性はあるのか」(『古典文学の常識を疑うⅡ』勉誠出版、2019年)がある。

「2020年 『好古趣味の歴史 江戸東京からたどる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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