二十四節気で読みとく漢詩

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  • 文学通信
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909658371

作品紹介・あらすじ

中国の古典詩は、季節をどのように詠っているか。詩に詠われた真の季節を探り、制作年代をも明らかにする。
二十四節気は、簡単に言うと、一年間の太陽の動き、すなわち季節の推移を二十四等分した枠組みである。旧暦すなわち太陰太陽暦にとって、不可欠の要素として、二千年以上の長きにわたって、農業や暮らしの文化に深く関与してきた。
本書はその枠組みから、その詩がその節気である根拠をいちいち検討し、作者が何歳のとき、どこで作ったかを、可能なかぎり明らかにする。
序編として、中国で二十四節気という発想が、どのように生じ発展していったかを、概論的にまとめた「二十四節気概説」を付す。
この序論を読めば、年代特定については、中国の古典詩以外の分野でも用いることができるし、中国以外でも二十四節気の日付を残す文献がある国では、活用の参考になる。

【わたしはもともと中国の古典詩が、季節をどのように詠っているかを知りたかった。ただ、旧暦の日付で見ていては、今述べたように、詩に詠われた真の季節はわからない。そのとき、旧暦の中に二十四節気という太陽暦が組み込んであること、そして二十四節気を基準に見れば、その詩が詠う季節がどの時期にあるのか、客観的にわかることに気づいた。季節の推移は、太陽の黄道上での(つまり地球の公転軌道上での)動き、位置によって決まり、一年を二十四等分する二十四節気が、季節の推移を客観的に知ることに、きわめて便利であることに気づいたのである。】…「序」より

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著者プロフィール

1954年、佐賀県生まれ。九州大学文学部卒、同大学院博士課程中退。鹿児島県立短期大学、島根大学、佐賀大学をへて、現在佐賀大学名誉教授。博士(比較社会文化・九州大学)、博士(文学・神戸大学)。
〔著書〕『中国スキンシップ紀行』(筑摩書房、1988年)、『初唐の文学思想と韻律論』(知泉書館、2003年)『杜甫農業詩研究 : 八世紀中国における農事と生活の歌』(同、2008年)、『杜甫の詩と生活 : 現代訓読文で読む』(同、2014年)

「2020年 『二十四節気で読みとく漢詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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