- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909689306
作品紹介・あらすじ
名門筑波大附属小学校のカリスマ教師が教えます!
感想・レビュー・書評
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具体的な声かけなどが書いてあってよかった。
教えるときにどうしても説明をしたくなってしまう..,大人は一歩引いて子供に考えさせたい。しかしやるべきことに追われてどんどん進みたいのも現状。取捨選択をしてじっくり考えさせるのか、やるべきことを全部終わらせるのか。
やるべきことに追われているのが正直とても辛い今日この頃です。
せめて我が子には丁寧に接していきたいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筑波小の副校長で算数のカリスマ教師。
さぞ教えるのがうまくて、頭が良くてお硬いイメージでしたが、実は誰よりも子供の世界や心をわかってて子供の好きを最大限にするための
題材、言葉がけ、説明のし方などが素晴らしのですね。とっても参考になりました。
がんばったことをきちんと見て言葉で返す
自分で決めさせる
教えることが百個あるとして
その全てを丁寧に教えようとしたらそれは親も教師も無理
でも百個のうち何か一つを丁寧にやってみて、そのこのなかで子供の頑張るエネルギーがきちんと育てば、あとは親や教師がいなくても子供は自分の力でその先へ走り出す
一つを丁寧にやることが子供が走り出すための準備運動
ここはなるほどと思った
国立小のよくいわれる教科書通りに進まないなどの特徴や良さがより良くわかった
間違えのまま進める考え方
子供の間違えの道筋を一緒にたどってみる
そのまま進めると子ども自身で自分の考えのおかしさに気づく
親は先走らずゆっくりかまえる
目線を揃える
何がわからないかわからない時は
どれならできる? -
著者の創意工夫の具体例が載せてあるので、とてもわかりやすい。
子どもの「わからない」に対して、大人として答えるのではなく、子どもの隣に立って「わからない」を学習の大事な一歩として楽しんでいく、というスタンスで臨むべきだということがよくわかります。 -
【概略】
「間」の重要性は、大人同士の会話だけでなく、子どもとのやりとりにもあった。子どものまちがいのままに先を進めてみたり、空白・余白の時間を作ること、「子どものわからなさ」を大人が理解すること、そこから始まる新しい対話。30分が0.3時間ではなく0.5時間であることを、子どもにわかってもらうこと、できますか?
2020年01月05日 読了
【書評】
こちらも講演準備のために手に取った・・・のだけど、終始「なるほど!」「面白い!」「子ども達の見てる世界を自分も知りたい!」「なんて感性!」と独り言を言いながらあっという間に読み切ってしまった(笑)
自分は長男で、一人目ということもあってか、両親にはかなり厳しく育てられたと思う。だから顔色を窺うことも得意(笑)幸いにして(小学校時代の)勉強もそんなに苦にならずに過ごしてきたけれど、やはり親に(特に算数の)質問をしたときに「なんでこんなものがわからないんだ?」とか言われたこと、ある。そして、恥ずかしい話だけど、教えてる立場になった時に「なんでこんなもの、わかんないの?前にも説明したよね?」と言ってしまったこと、ある。あぁ、恥ずかしい。
「わからない」ということを楽しむぐらいの姿勢でいないといけないね、うん。実際に教壇に立つ、とりわけ小学校の先生は、そんなこと言ってられないっての、あるかもだけど。
この本は、小学生の生徒を想定して書かれてる(なにせ「算数」だからね)けど、「小学生」を「部下」とかに置きかえても大丈夫だと思う。
それはそうとして・・・なんか算数とか数学とか、久しぶりに勉強したくなった。数学検定、受けようかしら。 -
まだうちの子達には早い話なので、その時期までまだ内容を覚えていられるか心配ですが…子供に寄り添う会話を心掛けたいと思いました。
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いろんな教科でどんな工夫ができるか、どれだけ褒めることが大切か、
褒めるタイミングはいつかなど具体的に書いてあってわかりやすいです。
ただ、私は文系なので算数の部分は少しわかりづらく、ちょっとこれは大人が難しい…と躓きました。
漢字を覚える項目があるのですが、そこで何回書くか子供に決めさせる流れがとてもいいので、
これは活用したいなと思いました。
活用したいなと思うアイデアがたくさんあったので、家に置いて時々読むのにいいなぁと思いました。 -
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