“先生の先生"が集中討議! 子どもも教師も元気になる「これからの教室」のつくりかた:教育技術・学級経営・ICT教育 新しい時代のグランドデザイン
- 学芸みらい社 (2019年10月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909783233
作品紹介・あらすじ
2020年の「教育大改革」において教育現場に求められることは何か。①教育技術②学級経営③ICT教育の3大テーマを柱として、日本の教育を牽引する教授らが徹底討議。新学習指導要領を明るく、自信をもって迎えるための実践的教育書。「教室と子どもの事実」にこだわる教授らが全ての教師に伝えたい、これからの教室のつくり方。
目次より
●第1部「教育の現在」
これまでの学校教育を、教育技術、学級経営、ICT教育(情報活用能力)の3つの側面から概括。これからの教育現場の真の課題を明らかにする。
●第2部「教育の未来」
「Society5.0」に代表される新しい時代に生きる子どもたちを指導するために現場に立つ教師は何を学び、どう変わる必要があるのかを徹底討議。
感想・レビュー・書評
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これからの時代の教師に求められる役割、能力、考え方、取り組み方について、教育技術、学級経営、ICT活用の観点から、それぞれの権威とも言える3人の先生方の対談形式となっている。
個人的におもしろかったのは、教育技術に関して。
今は主体的・対話的で深い学びが重視される一方で、教育技術が軽視される傾向にあると思う。
教育技術はどんな授業の形態になろうとも、教師の基礎スキルとして、やっぱり必要だと自分自身は感じている。
ICTの普及が進み、新たな教育技術として身につけるべき領域も増えるだろう。
新たな領域を学びつつも、基礎的なスキルをおざなりにしないように学ぶ続けることの重要性を感じさせてくれた本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[読書]1 「これからの教室」のつくりかた 堀田龍也・赤坂真二・谷和樹・佐藤和紀
第1部 教育の現在
第1章 教育技術はなぜ広がっていかないのか
第2章 学級経営の優先順位が上がらないのはなぜか
第3章 なぜ学校でのICT活用がなかなか進まないのか
第2部 教育の未来
新しい時代の教室のあり方ーSociaty5.0の中の学校教育とはー
読書そそのかし姉さん、Akyさんからの情報提供。「学校あるあるをあげてるから米山好きかも」とのこと。
好きでした笑最初はTOSSの話かよ〜って思ったけど、三人の切り口と斬り方が面白くて、口半開きでニヤニヤしながら一気に読めました。
第1部では、TOSSを例に教育技術がなぜ広まらなかったのか、結果、なんの技術も持たない丸腰な教員が現場で疲弊して倒れていくという話でした。
なんだろな、「こう言えば子どもはできるようになる」とわかっていても、やりたくないんだよなぁ。20玉そろばんとかの恩恵には預かっているけど。コンテンツベースだと言うことと、向山先生を神格化している宗教のイメージなのかなぁ。教育技術を使って多くの子どもたちを伸ばしていくということは、教師の覚悟とぐいぐいの引っ張りが必要っていう潔さなのかな。そこか・・・。
ここ数年の関心は、学級経営と特別活動の関わり。赤坂先生が学級経営学会を立ち上げていたなんて知らなかったなぁ。これからどうなっていくのか楽しみいだにゃああ。
ICTの現状についても辛辣に語られてる。こういう人たちのおかげて、教室に書画カメラが入ったり、パソコンが一人一台配布されたりしたんだろな。遅れてはいるけど、ちゃんと進んだんだ。「ためになるものは活用する」の感覚をどう持っていくかがキーになりそう。
第2部では、今から未来に向かって起こるであろう物事が語られている。2019年にこんなこと考えられていたなんて、やっぱり、トップの教授たちはすごいなぁあああ。教師という職業がここからどうなるのかが楽しみでやんす。
「必要なのは子どもたちの将来に対して本気になって議論する大人の存在」
お役所仕事とか世間体とかは置いておいて、学級の中での私(教師)とあなた(こども)の関係を愚直に考えていける人になりたいです。そして、そんな仲間を募集しております。
おもしろかったです。
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小学校向け、若手の先生向け、に指導技術、学級運営のスキルアップのための参考文献も多く紹介している
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こうやって本をつくっちゃうんだなーという感じ。
書かれてあることはどこがで読んだことがあること。
この値段を払う価値はないと思った。
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学校教育を取り巻く社会背景の未来予想図が具体的に説明されており、今後の教育を考えるうえで大変役に立つ内容だった。
「なるほど」と思うこと、多数。
これをもとに、今後の具体的な学校改革の道筋を自分たちで考えたい。 -
教育技術・学級経営・ICT教育という分野で日本の教育を牽引する3教授らの討論の様子が書かれている。各分野の教育実践者達の指導技術をどのようにして伝承し、広めていくかという課題を新学習指導要領の実施と働き方改革という課題の中でどのようにして解決していくのか、明確な解決方法は見いだされていない。