ビーバーくんと ポプラの き (imagination unlimited)

  • イマジネイション ・プラス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909809391

作品紹介・あらすじ

家づくりに励むビーバーのおとうさんとおかあさんは、ダムを作るためにたくさんの木を倒しています。ある日、おとうさん、おかあさんが木をたくさん倒すので、森の木が少なくなってきているのに気づきました。その時友だちのリスがポプラの木を挿木して育ててみれば、と話します。ビーバーくんは森の木を増やすために挿木を始めます。でもそれを知らない森の友だちに苗木を踏みつけられたり、抜かれてしまったり。さて、ビーバーくんの挑戦はどうなるのでしょう?
森の木を倒してダムを作るビーバー。ダムで堰き止められたところには速い流れでは暮らせないような魚も暮らすことができるようになったり、自然の中では重要な役割を果たしています。この絵本はそんな環境の中で、さらに自然を守ることに気づいたビーバーくんの試みをお話しにしました。

感想・レビュー・書評

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  • ビーバーくんが いっしょうけんめい きをうえて かわいかった

  • 素晴らしい内容のストーリーでした。
    子どもだけでなく、大人も読むべきです。
    絵も可愛くとても読みやすいです。

    自分たちの暮らす環境や目の前のことだけでなく、将来も見据えた問題点に気付き
    それをどうしたら良いのか考え
    実際に行動に移す。
    なかなか出来ることではありません。

    ポプラの小枝に芽が出るのは時間がかかるし、それまでに沢山危険があって、容易いことではないということの表現がしっかりあったところも良かったです。
    種を植えたらポンと咲くみたいなそんな簡単なことじゃないというところが現実味があって良いです。
    そしてビーバーくんは大人より大人です。
    まず、はじめること。ちゃんと行動できるところがすごいですし、はじめて、すぐ終わらずに、ちゃんと毎日毎日お世話をしているところ。
    これが出来る人は本当に少ないと思います。

    子どもにも大人にも、この絵本を通して学べることは沢山あると思うので、ぜひ一度読んで自分の中に落としこんで欲しい作品です。

    ひらがなとカタカナで書かれています。

  • ポプラの芽がでるようにと見守るビーバー君とそれを見守る動物たちの様子がとてもかわいらしいです。

  • かたい言葉で言えば「SDGs」。
    私は小さい頃、
    苗木を植えてから伐採するまで30年かかると知った時、林業はとてつもなく大変な職業なんだと思ったんだよね。
    ラストのシーンが象徴的。

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著者プロフィール

絵本作家・版画家。大阪府生まれ、東京在住。
イタリア・フィレンツェの工房にて版画技術を学ぶ。以後、絵本、書籍の装画・挿絵、実用書執筆など、多岐にわたって活躍。2003年、2005年、2006年とイタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて入選。主な絵本に2006年の入選作『まっくらなよるのムー』『ナマケモノだから』(以上イマジネイション・プラス)、“La longue trompe de Colongo”“Baleine, à l’aide !”(ともにLirabelle 刊/フランス)、『ヤマネのナノのぼうけん』(岩崎書店)、『浴缸變小了!』(Grimm Press刊/台湾)、実用書に『つくろう! あそぼう! かたちともよう』『 つくろう! あそぼう! ひかりとかげ』(玉川大学出版部)などがある。

「2022年 『ビーバーくんと ポプラの き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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