長崎への道

  • 小鳥遊書房 (2019年10月7日発売)
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909812186

作品紹介・あらすじ

私の物語は、暗闇の腹の底からやってくる。
私はその物語を語ることを禁じられ、かつ、語ることを命じられている。

======================
戦時下、強制収容を体験した日系カナダ人作家が長崎に寄せて、
自らの生い立ちと、人種差別、被爆、潜伏キリシタン、歴史認識を
「被害」と「加害」に引き裂かれながら綴った自伝的ドキュメント。

【解説】和泉真澄(同志社大学教授)


※原作 Gently to Nagasaki

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本書では日系カナダ人作家 ジョイ・コガワさんが戦時中に体験した人種差別や強制移住、戦後の補償問題などについて触れており、そのほかにも、原爆投下、ホロコースト、南京事件などの歴史問題についても再認識できる一冊です。これを読むと戦争のない平和な世界を願わずにはいられません。(Ryokoさん)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

ジョイ・コガワは日系カナダ人の詩人・小説家であり、第二次世界大戦時にはカナダの強制収容所での生活を体験した。代表作である“Obasan”(1981, 邦訳『失われた祖国』)は1982年にカナダ文学賞、翌年に米国図書賞を受賞している。同作品は米国でも教材として取り上げられ、またこれを児童向けに改作した”Naomi’s Road”(邦題『ナオミの道――ある日系カナダ人少女の記録』)はオペラ化され、カナダ・米国で上演された。他にも、同作の続編となる”Itsuka”(1992, 2005年に”Emily Kato”と改題・改稿)や父親の小児性愛について記した “The Rain Ascends”(1995) がある。コガワは日系カナダ人のリドレス運動では中心的な役割を果たし、現在もバンクーバーとトロントの両都市を生活拠点として、平和、和解、赦しといったテーマに関する講演や活動を行っている。1986年にカナダ勲章、2006年にブリティッシュ・コロンビア勲章を、2010年には日本政府から旭日章を授与されている。

「2019年 『長崎への道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョイ・コガワの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×