ジェンダーと身体: 解放への道のり

制作 : 川本玲子 
  • 小鳥遊書房
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本棚登録 : 19
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909812346

作品紹介・あらすじ

身体、それは自由を賭けた戦いの場だ!

芸術、文学、映画、スポーツを通して
ジェンダーと身体をめぐる諸問題を読み解く

「本書の目的は、ジェンダーの諸問題とは、フェミニストと女性だけの懸案事項(ルビ:ビジネス)ではなく、芸術、文学、スポーツ、その他のメディアやエンターテイメントを含む文字通りの各種商業(商業の上にルビ:ビジネス)にも浸透しているという事実を示すことにある。ジェンダーに関する偏見や先入観は、性別や年齢、政治的信条に関わらず、誰もが何らかの形で日常的に触れ、無意識のうちに内面化し、消費している。」
(「 序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか 」より)

感想・レビュー・書評

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  • 学部生対象の連続講義をもとにした論文集なので、ジェンダーと身体をめぐって、音楽、絵画、映画、スポーツ、歌舞伎など幅広い分野が取り上げられている。とくに「第四章 中国都市の広場舞の女性たち(南裕子)」が面白かった。国は違うけど『母なる証明』の母親のダンスシーンが思い出されて、踊るおばさんについてもうちょっと詳しく知りたくなった。
    「第十章 共感と視点ーハナ・ギャズビー『ナネット』と未完の物語(川本玲子)」は本書の締めくくり(最後にまだ1章あるけど、編著者による論文ということもあり)にふさわしく考えるヒントをいろいろ投げかけられたように思う。「偶然にも私たちと同時にこの世界に生きる他者の物語は、ギャズビーが言うように、私たちの物語でもあり、私たちの物語もまた、かれらの物語だ。」という結びの言葉も至言。さっそくネトフリでハナ・ギャズビーの生の舞台を観られてよかった!

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著者プロフィール

一橋大学経営管理研究科准教授 。東京大学大学院人文社会系研究科英語英米文学専門分野博士課程単位取得退学(文学修士)。
【主な業績】「認知をめぐる寓話—村上春樹「螢」を読む」(西田谷洋、浜田秀編著『認知物語論の臨界領域』[ひつじ書房、2012]所収、 「フォード・マドックス・フォード『善き兵士』(一九一五)信頼できない語り手と印象主義」(高橋和久・丹治愛編『二〇世紀「英国」小説の展開』[松柏社、2020]所収)

「2020年 『ジェンダーと身体 解放への道のり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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