- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909812346
作品紹介・あらすじ
身体、それは自由を賭けた戦いの場だ!
芸術、文学、映画、スポーツを通して
ジェンダーと身体をめぐる諸問題を読み解く
「本書の目的は、ジェンダーの諸問題とは、フェミニストと女性だけの懸案事項(ルビ:ビジネス)ではなく、芸術、文学、スポーツ、その他のメディアやエンターテイメントを含む文字通りの各種商業(商業の上にルビ:ビジネス)にも浸透しているという事実を示すことにある。ジェンダーに関する偏見や先入観は、性別や年齢、政治的信条に関わらず、誰もが何らかの形で日常的に触れ、無意識のうちに内面化し、消費している。」
(「 序―ジェンダー化された身体はどこへ向かうのか 」より)
感想・レビュー・書評
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学部生対象の連続講義をもとにした論文集なので、ジェンダーと身体をめぐって、音楽、絵画、映画、スポーツ、歌舞伎など幅広い分野が取り上げられている。とくに「第四章 中国都市の広場舞の女性たち(南裕子)」が面白かった。国は違うけど『母なる証明』の母親のダンスシーンが思い出されて、踊るおばさんについてもうちょっと詳しく知りたくなった。
「第十章 共感と視点ーハナ・ギャズビー『ナネット』と未完の物語(川本玲子)」は本書の締めくくり(最後にまだ1章あるけど、編著者による論文ということもあり)にふさわしく考えるヒントをいろいろ投げかけられたように思う。「偶然にも私たちと同時にこの世界に生きる他者の物語は、ギャズビーが言うように、私たちの物語でもあり、私たちの物語もまた、かれらの物語だ。」という結びの言葉も至言。さっそくネトフリでハナ・ギャズビーの生の舞台を観られてよかった!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
ジェンダーと身体: 解放への道のりを本棚に登録しているひと
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- ララ
- 2021年2月6日に登録
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- サツキオト
- 2020年7月3日に登録
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- syori
- 2020年6月8日に登録
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- natsuhagi00
- 2020年5月31日に登録
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- -オル/おる-
- 2020年5月30日に登録
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- ウツ
- 2020年5月29日に登録
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