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- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909832177
作品紹介・あらすじ
『更級日記』の魅力を存分に引き出した新訳の誕生!
古典の奥の奧までわかる。物語の背景を的確にとらえた現代語訳が、一行のウラに潜む凝縮された更級日記固有の世界にわれわれを導く。
感想・レビュー・書評
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初読にはおすすめできません。原文にない筆者の解釈を加えた超訳だからです。そもそも、日記文学というネーミングは、現代人をミスリードしますね。特に、「更科日記」は回想録であり、虚実を混淆させ、編集を加えた創造物ではないでしょうか。例えば、“竹芝伝説“などは「伊勢物語」を踏まえながらも、東下りをヒロインの意志でさせ、しかも、ハッピーエンドにしています。新たなヒロインを生み出す、菅原孝標女の作家魂を感じるところです。
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踏み込みすぎとの意見もあるかもしれないが、源氏物語の新訳もあるわけだし(与謝野晶子)、わかりやすいのではないか。評まで含まれていて、『更級日記』に対するひとつの見方を提示している。
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