言の葉連想辞典 (YUEISHA DICTIONARY)

制作 : 遊泳舎 
  • 遊泳舎
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909842039

作品紹介・あらすじ

イラストから連想して言葉を探せる、あたらしい辞典。

「思わずグッとくる、洗練された言い回しを知りたい」
「心が洗われるような、美しい日本語を味わいたい」……。
本書は、日常を少しだけ豊かにしてくれる粋な言葉の数々と、繊細で美しいイラストが詰まった「表現の宝箱」。
語彙力を磨きたい大人や、表現力を磨きたいクリエイターにもおすすめの、インスピレーションを与える一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 漢字一文字のテーマにそって言葉をまとめた、セレクトショップ的な辞典。
    〈言葉を楽しむ辞典〉として立ち上げた「YUEISHA DICTIONARY」の第3弾だそう。

    それぞれのテーマにあわせたイラストが、かわいらしかった。

    見出し語も多くなく、説明も端的で、サクサク読み進められる。
    辞典というより、ショートエッセイに近い感じ。

    その分、収録語数は少なく、知ってる言葉が多いため、ややもの足りなかった。

    イラストと文字の色合いが近く、重なった文字の読みにくい部分が。
    フォントカラーを変えるとか、工夫が欲しかった。

    本文も巻末の索引も、「斟酌」の読みを「かんしゃく」(第2刷)としているが、「しんしゃく」の誤りでは、と引っかかる。
    →一応気づいてはいるようで、出版社の書籍案内に訂正文が載っていた。

  • まず本自体、しっかりとした造りで紙質が和紙のような手触りがあります。ナチュラルでとても好きな感じでした。紙の本はこういった紙質なんかも大事かなぁと思いますね。
    テーマごとの漢字にそった言葉を知ることができます。何と言っても可愛らしいカラーイラストが描かれているのが魅力的で、言葉探しも楽しいです。創作するときの辞書として、いつも近くに置いています。

  • 空、恋、光など漢字一文字をテーマとし、テーマに関連した選び抜かれた言葉と女の子のイラストが収録された一冊です。

    収録されている言葉は500と、本格的な辞書と比較すると心もとない数字にみえますが、選び抜かれた言葉の美しさが、それをカバーします。
    日常生活を生きているだけでは、また普通に小説や新聞、ネットで言葉に触れているだけでは、お目にかかれない言葉がこの本だけでいくつもあり、
    また聞いたことはあっても、漢字にあてはめるとこう書くのかという言葉もいくつもあって、改めて言葉の美しさ、面白さに気づかされました。

    最も印象的だった言葉は恋をテーマにしたページに収録されていた「水に燃え立つ蛍」という言葉。
    意味は『水の上を燃えるような光を放って飛び回る蛍にたとえて、会うことのできない相手を想い、狂おしく恋焦がれること』

    情景が浮かんでくるということと、その情景が心情とマッチしてたとえられていることに強く感銘を受けました。この言葉を初めて創った人はどんな人で、どういう状況でこのたとえを思いついたのか、想像をめぐらしてしまいます。

    言葉や語彙というものはあればあるほど表現が広がり、表現が広がるほど自分が見て感じられるものの増えていって、世界は無限に広がっていくように思います。

    ただやみくもに言葉を集めるのは難しい。だからこそ、柔らかい女の子のイラストと、選び抜かれた言葉で構成されたこの一冊のような本は、新しい世界を開けてくれる一冊にもなりうる気がしました。

  • 実際に生きていて触れることがないような言葉に出会うたびにその言葉の美しさにうっとりしてしまう
    手元にずっと置いておきたいので買おうかな

  • 風情のある言葉ばかりでただ眺めているだけでも楽しい。
    もちろん辞典としても活用できる。
    言葉は知っているのにその意味を知らない。
    今回初めて目にした言葉もある。
    使ってみたい言葉も多く、改めて日本語は美しいなあと思った。
    絵から言葉を連想するというコンセプトも面白い。

  • 素敵な言葉たちを忘れないように生きたいなあ

  • 辞典というには少々物足りなさがあるが、可愛らしい絵とともに美しい日本語が楽しめる。言葉の世界を楽しむ足がけの本。

  • 1テーマに一枚の女の子の絵といくつかの美しい言葉。

    絵がとても雰囲気ニ合っていて、というかイメージに合わせてあって言葉を想像しやすい。

    口に出して唱えてみたい言葉たち。

  • 言葉ってすごいなぁ、と思うのは、景色や匂いや思い出や物語に繋がってゆくところ。
    あの本で見た、あの時の私だ、あの日の空のことだ、というように。
    じっくり、じんわり楽しんだ。

  • 今の流行りのイラストっていう感じもするから、古くなるとイラスト部分はどうかなぁ?ことばの掲載数は、ぼうっと見るにはちょうどいいな、と思った。きれいな日本語に癒されたい時に。

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