藤原仲麻呂政権の基礎的考察 (志学社選書, 004)

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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909868039

作品紹介・あらすじ

 わが国における律令官僚制政治は、その本格的導入をはかった藤原不比等の孫・仲麻呂に至り、いちおうの完成を見ることとなった。
 仲麻呂政権は、聖武天皇亡きあと、孝謙天皇の即位後もなお実権を握り続けた光明皇太后の後ろ盾に基づいて成立したものであり、「光明皇太后・仲麻呂政権」とも言いうるものであった。
 仲麻呂はさらに、独身女帝である孝謙天皇の後継として淳仁天皇を擁立することに成功し、「淳仁・仲麻呂政権」が成立する。
 しかし、太上天皇となった孝謙と淳仁との対立が深まると、孝謙は天皇大権を淳仁から剥奪することを宣言し、仲麻呂は挽回を図るも滅亡に追い込まれる。
 仲麻呂政権は、孝謙天皇の即位から数えて15年間に及ぶ。
 本書では、仲麻呂政権の特質と、前後も含めた政治史を仔細に検討することで、「女帝の時代」であり「太上天皇の時代」でもある奈良朝における最大の問題である、「天皇専権」と「貴族専権」のせめぎ合いの実相を解明するものである。
 高科書店より1993年に刊行され、ながらく入手困難となっていた論文集に、新たに書き下ろしを加えての復刊。

著者プロフィール

1950年、兵庫県生まれ。1978年、駒澤大学大学院博士後期課程単位修得満期退学。1993年、山形県立米沢女子短期大学教授。2000年、甲子園短期大学教授。2010年に同大学学長を経て、2017年より龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻教授(特任)。専門は奈良朝の政治史および平安朝の日記。単著に『大伴旅人・家持とその時代 -大伴氏凋落の政治史的考察-』(桜楓社)、『藤原仲麻呂 -率性は聡く敏くして-』(ミネルヴァ書房)、『藤原四子 -天下を鎮安す-』(ミネルヴァ書房)、『藤原種継-都を長岡に遷さむとす-』(ミネルヴァ書房)、『奈良時代の政争と皇位継承』(吉川弘文館)、『藤原北家・京家官人の考察』(岩田書院)、『藤原南家・北家官人の考察』(岩田書院)、『藤原式家官人の考察』(岩田書院)など。編著に『江記逸文集成』(国書刊行会)、共編著に『時範記逸文集成』(岩田書院)などがある。

「2021年 『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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