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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784909877048
作品紹介・あらすじ
BiSHのモモコグミカンパニーによるエッセイ集第2弾。
本書は、CAMPFIRE内で行われていたクラウドファンディング・プロジェクトを通して制作されたもの。モモコによる書き下ろしエッセイが毎週メルマガで送付され、最終的に印刷・製本して支援者の手元に届けられるというプロジェクトに4,401名の支援者が参加した。
処女作『目をあわせるということ』(シンコーミュージック) は、何者でもなかった1人の女の子が如何にしてBiSHのモモコグミカンパニーへなっていったかを描いた成長物語だった。第2弾となる本作では、BiSHのモモコグミカンパニーになった彼女が、活動を通して感じたことや、言いたいけど言えなかったこと、日々の生活の中で気がついたことなどを、彼女ならではの視点で文章に書き下ろしたエッセイ集。メルマガで配信されたものに加え、未配信のエッセイを含めた全28話が収録されている。
書籍のカバー・表紙のイラストは、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』、『ピューと吹く!ジャガー』、『フードファイタータベル』などを手がける漫画家・うすた京介による描き下ろし。エッセイのタイトル題字も全て、うすた京介が描き下ろしている。
また、写真家・オノツトムによる撮り下ろし写真も16Pに渡り収録。普段とは違ったモモコの表情を引き出した写真にも注目。
さらに、作家の住野よるが本書への帯コメントを寄せている。
・住野よる / 帯コメントより
一人の女性と彼女のファン達が共に創り続ける、“モモコグミカンパニー”という作品のはらわた部分が書かれている。その中身は、決して甘くない。
感想・レビュー・書評
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1番最初の文章から1対1の会話みたいに始まってモモコの世界にぐっと引き込まれた。ページを進めていくたびにモモコのネガティヴな部分や自分に否定的な一面が表現されているが、
そこがファンからしたら人間味があって親近感が湧く。
アメトークで言われた「BiSHの中の人間」はこのことを指してるはず。
自分の内面を裏表含めて文章にするのがまず尊敬する。同世代でどれだけ同じことをできるかと考えたらできない人が絶対多い。
BiSHやモモコは破天荒に見えて地に足を付けてるアイドルだと思うから、自分をさらけ出したエッセイが書けたのだと思う。こういった面もBiSHが好きでモモコグミカンパニーが好きな理由だった。
気持ちが沈んだ時、自分が何者かわからなくなった時に助けを求めたい1冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他の方のレビュー通り、前作の方が読み手の心に刺さったものがある。
私は、モモコグミカンパニー の1ファンとしてファンには分からない部分が知れてより一層応援したいと思った。 -
だいぶ病んでる時期もあったんだなと思った。やっぱり前作の方が好みだった。
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正直前回の「目を合わせるということ」の方が刺さった。
こっちはどちらかというとファンの方向け。
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BiSH というアイドルメンバーのエッセイ集。
アイドルとしての日常を綴った文章ではなく、思いきり内面を曝け出した内容。
死にたいと思ったことがあると語り始める衝撃の「死ぬ死ぬ詐欺」など、重い内容もあれば、心にストンと落ちる内容まで。
この人はすごく客観的に自分を見てて、アイドルとして、人として、落ち込んで、傷付きながらも前を向いていこうという文章にとても好感が持てます。 -
モモコの素直な心のうちが書かれていていいよね。
ファンには堪らないエッセイ。 -
■書名
書名:きみが夢にでてきたよ
著者:モモコグミカンパニー (著)
■概要
BiSHのモモコグミカンパニーによるエッセイ集第2弾。
BiSHの活動を通して感じたことや、言いたいけど言えなかったこと、
日々の生活の中で気がついたこと―4401名のクラウドファンディング
支援者とともに作り上げた、モモコの心の奥底を描いたエッセイ28話。
(amazon.co.jpより引用)
■感想
この本は、どっちなんだろう?
A.本当に素直に自分を表現しようとして、それを実践している。
B.私すごいでしょ?というのを暗に示したい欲求が隠れている。
素直な若いファンの人は、Aで好意的に受け入れる人が多いと思う。
ただし、作者本人もわかっている通り、一個人の内面、考え方にフォーカスが
当たっているので、それを自分と比較して違うものは違うと思うとも
思う。
年をある程度とって自分の内面と向き合ったことがある人にとっては、
「同じような自分語りががひたすら書いてあるな~」と感じる気が
する。これに加え、Bを感じる。少なくとも私はそう感じた。
個人的には、これを30代後半以上の人が読んで、もしも感銘を受けるようで
あれば少しやばいと感じた。
そのぐらい「若いな~」と言うのを正面から感じる本だった。
馬鹿にするということではなく、ただただ、若い、幼い、自分本位なのだ。
素直、重い、混濁、自己陶酔、承認欲求願望などの言葉が合う本。
深いようで浅い本。
自分しか見えていない本。
自分のための本。
読者と会話する気がない本。
短く表現するとこんな感想となる。
一つのエッセイをバラバラで読むとあまり感じないかもしれないけど、
一冊で読むと感じる「私はこう!」「私はすごい!」「私の内面はこう!」
「自己分析できた!すごい!」という"私"のオンパレード。
言葉を少し悪く言えば、さすがに飽きるし、嫌気がさしてくる。
でも、本人もそういう自分語り本になっているというのは分かっているよう
なので、こういう感想が来ることも勿論想定済みだろう。
そうでなければ、正直、考えが浅すぎると思う。
話は少し変わるが、私は村上春樹さんや三浦しをんさんのエッセイが
好きだ。好き嫌いなんて個人の自由以外の何物でもないので、押し付ける
気はさらさらない。
細かく好きな理由を書けば色々あるのだろうが、人を楽しませる日本語
になっており、自分と感覚が合うというのが一番の理由だと思う。
どんな内容でも、自分のためではなく他人のために書いている、他人を
楽しませるために書いているものだと伝わってくる。
多分、自分にとって楽しいエッセイとはそういうものなんだと思う。
これに照らし合わせてみると、この本は全てが「自分本位」なので、
読んでいて「うーん」と感じたのだろう。
自分語りが悪いのではなく、それを「他人に楽しませる文章力がない」
というのが、自分に刺さらなかった理由だと思う。
本人がこの感想読んだら「そんなことない!」「あっそ」など思うこと
かもしれない。
その返答は本人にとっては間違いなく事実だろう。
でも、事実は読者の受け取り方次第である。本とはそういうものだ。
本を出版するということは、その価値を読者に委ねるという事になる
というのもまた、1つの事実である。
私は、この人自身の考え方、歌詞は好きですが、本については好きでも
超えられない壁があるという事です。
エッセイ風に感想を書いてみると、こんな感想かな~
著者プロフィール
モモコグミカンパニーの作品





