ひらけ!モトム: 大学生のぼくが世田谷の一角で介助をしながらきいた、団塊世代の重度身体障害者・上田さんの人生

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  • 出版舎ジグ
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909895035

作品紹介・あらすじ

大学生介助者の岩下青年は、週に一度の泊まり介助の日に聴く上田さんの思い出話が楽しみだった。八百屋の配達に電動車椅子で奔走した、親しい介助者の結婚式に上司として出席した、その子どもが生まれ思わず孫だ!と叫んだら、本当に孫になった、ノンステップバスの視察で北欧に行った、テント演劇でフィリピンに行った……!1948年広島生まれ、世田谷で自立生活中の重度脳性麻痺者・上田さんが語り、介助者・岩下青年が立ち止まりつつ考えつつまとめた、他者へ街へとひらいて「障害」と生きる日々のライフヒストリー。

感想・レビュー・書評

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  • 「重度身体障害者・上田さん」の介助をアルバイトで始めた大学生の著者は、上田さんの生活史、障がい者等による運動、闘争に関心を持ち、聞き書きをして、生活史を卒業論文としてまとめた。本書はその卒業論文を書き直したものである。多くの大学生が知らない時代について一人の大学生が学んで書いた本である。今よりも不便なことが多くあったその時代に、少しでも生活や移動がしやすくなるよう、自分たちの存在が認められ尊厳が守られるよう、運動を行ってきた人々の経験や思いについて書かれているが、この構図自体は対象(人)を変えても成立する、普遍的なものでもある。今日、日本や世界で起きている、より生きやすい社会を当事者たちがつくっていこうとする活動や取り組みに目を向けるきっかけとしてほしい。

    (都市環境学部 都市政策科学科 山本薫子先生)

    【OPAC】
    https://tmuopac.lib.tmu.ac.jp/webopac/BB02387343

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著者プロフィール

1996年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在籍中、NPO法人HANDS世田谷派遣の上田要さん専属介助者として、週に1回の泊まり介助を担当。現在、立命館大学大学院人間科学研究科博士前期課在籍中。

「2020年 『ひらけ!モトム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ひらけ!モトム: 大学生のぼくが世田谷の一角で介助をしながらきいた、団塊世代の重度身体障害者・上田さんの人生を本棚に登録しているひと

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